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生々しい歌詞と過激なMVが話題の注目曲 / 「トンネル・ヴィジョン」コダック・ブラック(Song Review)

  • コダック・ブラック「生々しい歌詞と過激なMVが話題の注目曲 / 「トンネル・ヴィジョン」コダック・ブラック(Song Review)」1枚目/1

 米フロリダ州、ポンパノビーチ出身のラッパー、コダック・ブラックの新曲「トンネル・ヴィジョン」 が、2017年3月25日付の米ビルボード・ソング・チャートで6位にランクアップし、自身初のTOP10入りを果たした。R&Bチャートでは4位、ラップ・チャートでは2位まで上昇している。

 2月17日にリリースされ、登場たった3週でTOP10入りしたこの曲。ヒットの要因となったのは、自身の体験談から書かれた生々しい歌詞と、その内容を映像にしたような、過激なミュージック・ビデオの話題性にある。

 コダック・ブラックは、ドラッグや性犯罪などで収監されていて、昨年釈放されたばかり。歌詞には、自分と敵対する誰かのせいで逮捕されたということや、無罪の主張とも取れる内容が綴られている。

 公開1か月で6000万視聴回数を記録しているビデオには、米大統領ドナルド・トランプが被っていた「Make America Great Again」ではなく、「Make America Hate Again」と書かれたキャップを被った白人男性が登場し、銃を持って黒人を襲い掛かろうとするシーンがある。しかし銃が機能せず、黒人男性がアメリカの国旗で白人男性の首を絞めようとするが、小さな女の子に「ストップ!」と止められ、ビデオは終わる……というシナリオ。その過激なシーンの間では、コダックが歌いながら十字架を燃やし、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン」を連想させるような場面もある。今のアメリカを象徴しているような「トンネル・ヴィジョン」のヒットは、反トランプ派の支持にありそうだ。

 プロデューサーは、ミーゴズの「バッド・アンド・ブージー」などを手掛けるメトロ・ブーミンと、フューチャーやグッチ・メインなどの人気アーティストをヒットに導いた、サウスサイドの2人が担当。その「バッド・アンド・ブージー」や、ビッグ・ショーンの「バウンス・バック」のような重低音が響くヒップホップらしいナンバーで、サウンドだけでも高く評価できる曲だ。


Text: 本家 一成

◎リリース情報
「トンネル・ヴィジョン」
コダック・ブラック
2017/2/17 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/oOVGDq

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