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2015/03/04

世界保健機関WHOが音楽による若者の聴力低下を警告

 世界保健機関(WHO)が先日、世界中の若者たち数百万人が大音量の音楽が原因で聴力低下の危険にさらされていると発表した。

 ジュネーブに拠点を置く同国連機関の発表では、中・高所得の国々で12歳から35歳の半数近くが個人のオーディオ機器や携帯電話にて、安全ではないレベルの音楽を聴いているといったデータを報告。また、10代とヤングアダルトの約40%が、ナイトクラブやバー、スポーツ・イベントなどで有害レベルの音にさらされているとした。

 WHOでは、85デシベルのボリュームで8時間、もしくは100デシベルで15分以上音楽を聴くのは危険だとしている。

 WHOは若者たちに対し、休息を取って聴くことや、スマートフォンで音量を制限するアプリを使うこと、個人のオーディオプレーヤーは1日1時間以上使わないよう心掛けることを推奨している。