Billboard JAPAN


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2015/02/25

ビルボードクラシックチャート1位はアニメ『君嘘』コンピ、千住真理子『バッハ無伴奏ソナタ』初登場第2位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、アニメ『四月は君の嘘』のコンピレーションアルバム『四月は君の嘘 僕と君との音楽帳』が13週連続のチャートインで首位を獲得した。

 昨年10月よりオンエアを開始したアニメ『四月は君の嘘』は、新川直司による人気漫画を原作としてアニメ化したもの。原作は2015年3月号が最終回となっている。中学生の天才ピアニストと、その同級生である天真爛漫なヴァイオリニストが、互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いた作品で、この2人が演奏する楽曲を中心に楽曲がセレクトされたアルバムとなっている。昨年11月の発売より毎週上位5位以内のチャートインで連続13週と、記録を更新し続けている。

 2位には2015年にデビュー40周年を迎える千住真理子がリリースした『平和への祈りJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン全曲』が初登場。『千住真理子ベスト』『心の叫びイザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲』に続く、連続リリースの最後を飾るアルバム。昨年から続く連続リリースの3枚ともが全てチャートインするという結果となった。

 複数アイテムがチャートインとなるのが7週連続に突入したピアニスト辻井伸行。3位の『マエストロ! 辻井伸行 with オーケストラ自作集』は、これで4週連続のチャートインとなった。1月31日に公開された映画『マエストロ!』のエンディングテーマを含む自作曲集のオケ・アレンジ盤となっている。第12回文化庁メディア芸術祭で優秀賞に輝いた、さそうあきらの同名コミックを、『毎日かあさん』の小林聖太郎監督が映画化し、現在大ヒット公開中だ。また8位には有名クラシック曲を集めた『THE BEST』が8度目、18位にはオルフェウス室内管弦楽団との共演による『<皇帝>&<戴冠式>』が3度目のチャートインとなった。完売続出で注目を集めるソロツアー中の辻井。今後のチャート動向にも注目だ。

text:yokano