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2014/08/13

世界のラジオ局が集うフェス開催。海賊局のアイコンも登場

 イギリス、ドバイ、ドイツほかのラジオ局が、今月下旬にスイスで開催される【インターナショナル・ラジオ・フェスティバル(IRF)】に集結する。5回目となる今年は8月21日から9月7日にチューリッヒのカウフロイテン・クラブで行われ、音楽ファンはメディアの動向を直接見ることができる。

 IRFでは、世界中の各ラジオ局が自国の言語の番組をホストし、その様子を2種類の周波数とオンライン上でスイス国内に放送する。参加局は、BBCラジオ1、KISS FMベルリン、Kiss92シンガポール、RTL102.2ミラノ、Star FMドバイ、Radio Novaパリ、Radio Romantikaモスクワ、XFM UK、SRF Virusスイス、ソーホー・ロンドン・ラジオ、ラジオ24チューリッヒ、Ibiza Sonica(スペイン)、Radio Fiume Ticino(スイス)、およびウェブラジオのクリエイチャーズ・オブ・ザ・ナイトだ。

 同イベントは、パネルディスカッションや基調演説だけのフェスティバルとは対照的に、番組を放送するための国際的なラジオ集会だという。

 Kiss FMの創設者、ゴードン・マックが新しいMi-Soulインターネットラジオを披露するほか、ソーホー・ラジオのエディ・ピラーや、グレイト・ガルボのライオネル&ディエゴ・ボールドヴェークも登場。今年の【IRF B2Bフォーラム】は、イギリスのラジオに関する非公式の討論会となり、イギリス・ラジオ界の巨匠、トニー・プリンスとIRF諮問委員会会長のマックが司会を務める。

 また、プリンスはアイルランド海の船上から放送していた伝説的な海賊ラジオ局、ラジオ・キャロラインの50周年記念番組“フラッシュバック・ラジオ”にも出演する。彼は1967年、海事犯罪法の成立に伴いラジオ・ルクセンブルクに加わった。

 2010年に創設された【インターナショナル・ラジオ・フェスティバル】には、ラジオ制作者、レーベル、マネージャー、マーケティング担当者、メディアなどが集う。