3月23日 乙女新党が、東京・代官山UNITにて2回目となるワンマンライブ【春だ！2軍のスプリングカーニバル2014～“ほぼ中学生”から”ほぼ高校生”へ～】を開催した。

　昨年12月の初ワンマンから3か月、前回以上のキャパシティにも関わらず早々にソールドアウトしたこの日。会場一杯に集まったファンを前に彼女たちは、デビュー曲「もうそう★こうかんにっき」からライブをスタートさせると、2曲目には「お受験ロッケンロール」をアグレッシブなダンスにのせて届け、フロアを扇状していく。

　その後も、これまでに発表したシングル曲やカップリング曲、さらには未CD化楽曲「ボクだけの世界」などを披露。MCでは前日に初めて4人揃ってプライベートで遊んだことも明かしつつ、プリクラ撮影や買いものなど、楽しい時間が過ごせたことを伝えた。

　後半ではTシャツ姿に着替えた4人が、ソロで歌う卒業ソングメドレーも展開。田尻あやめは「GIVE ME FIVE!」（AKB48）で元気な歌声を響かせ、荒川ちかは「僕から君へ」（Galileo Galilei）をしっとりと歌う。続いて葵わかなは「YELL」（いきものがかり）を感情豊かに表現し、最後に高橋優里花が気持ちを込めて「手紙 ～拝啓 十五の君へ～」（アンジェラ・アキ）を熱唱。後半では田尻、荒川、葵も加わり、4人でメドレーコーナーを締めくくった。

　アンコールではイメージ映像の上映に続いて、制服姿で新曲「サクラカウントダウン」を歌唱するのだが、途中で荒川が感極まる場面も。そして、その理由は直後のMCで明らかにされた。なんと荒川が乙女新党を卒業することが発表されたのだ。彼女は「この1年、中学校生活、女優業、アイドル活動をがんばってきましたが、アイドル活動は思ったよりも大変で持病が悪化したり、体力の限界というものを感じました」と涙ながらに語り、今後は女優業を本格化させていくと伝えた。

　突然の発表にファンは当然驚きを隠せなかったが、続いて葵からも卒業の報告が。彼女も「乙女新党の活動を通じてさまざまなチャレンジをさせていただき、たくさんのことを学びました。そんな経験の中でお芝居を中心に活動していきたいという思いが以前より強くなってきていました」と、その理由を語った。

　2人の卒業報告に高橋は号泣しながらも「私とあやめは、これからも乙女新党を続けていくつもりです。思い出を振り返ってみたら、私にとって乙女新党は人生の中心なんだなって。2人に女優業をがんばってもらって、私とあやめはアイドルの頂点を目指します」と宣言。田尻も「別れは悲しいけど、ここからまた新たなスタートができると思うので、これをチャンスに変えてがんばっていきます！」と前向きなコメントを寄せ、最後に4人のテーマ曲「乙女新党のうた」を歌って、90分にわたるステージに幕を下ろした。

　なお、荒川と葵の卒業ライブ【乙女新党 3rdワンマンライブ 卒業 そして始まりのうた】は、7月5日 東京・六本木ブルーシアターにて開催。高橋と田尻は本人たちのコメントにもあったとおり乙女新党での活動を続け、新メンバーを迎えることになるという。

◎【乙女新党 3rdワンマンライブ 卒業 そして始まりのうた】
7月5日（土） 東京・六本木ブルーシアター
［チケット］
指定席　3,500円
当日　4.000円
オフィシャルファンクラブ「乙女新党後援会」先行受付
1次先行4月1日（火）～、2次先行4月16日（水）～
一般発売日6月7日（土）～

◎シングル『サクラカウントダウン』
2014/03/05 RELEASE
［初回限定盤A（CD＋DVD）］
QZCF-1605　1,500円
［初回限定盤B（CD＋DVD）］
QZCF-1606　1,500円
［通常盤（CD only）］
QZCF-1004　1,000円