コラボユニット どる☆NEOのお互いの印象は？

－－近年のアイドルシーンではコラボユニットも決して珍しくありませんが、どる☆NEOの一番の特徴は？

▲伊藤祐奈

伊藤祐奈（NEO from アイドリング!!!）：各グループの色が全然違いますね。NEO from アイドリング!!!は元気でパワフルでテンションが高いグループなんですけど、Doll☆Elementsさんはお人形さんをモチーフにされているとあって本当に可愛らしくて、ダンスの振り付けや曲調も違います。

権田夏海（Doll☆Elements）：どる☆NEOの活動を通して、勉強しつつ、刺激し合えて、個人としてもDoll☆Elementsとしても成長していけたら良いなって思っています。

－－ユニットを組む前のお互いの印象は？

古橋舞悠（NEO from アイドリング!!!）：Doll☆Elementsさんは本当に可愛らしくて、THE アイドルっていうイメージがありました。ただ、お人形さんだけど……、（小島瑠那と小森ゆきのを指して）あの2人は元気（笑）。

石田佳蓮（NEO from アイドリング!!!）：私たちは（フジテレビ系でオンエア中の）『アイドリング!!!』発という所でのバラエティ色も引き継ぎつつ……なグループなので、鍛えられてはいますよね（笑）。

▲権田夏海

権田夏海：NEO from アイドリング!!!のみなさんはいつも謙遜されているんですけど、そんなことはなく歌って踊れるグループだと思います。それに眼力っていうんですかね、私たちってあんまりガツガツいけてない所が多々あるんですけど、前に出る意識が一人ひとりにあって、そういう気持ちが表情にもパフォーマンス中にも表れていて、すごく勉強になります。

小森ゆきの（Doll☆Elements）：前に前に感、私はあります！（笑）

権田夏海：ゆきのん（＝小森ゆきの）の前に前に感も、NEO from アイドリング!!!さんが引き出してくれた所があるんですよ。

小島瑠那（Doll☆Elements）：活き活きしてるよねえ……。ゆきのんは最近、私たちよりもNEO from アイドリング!!!さんの楽屋にいることの方が多くなりました（笑）。

関谷真由（NEO from アイドリング!!!）：ゆきのんはNEO from アイドリング!!!のメンバー感が出てます（笑）。

権田夏海：嬉しいですねぇ、やっぱり。打ち解けたいけど一歩退いてしまう部分があるので、ゆきのんみたいに馴染んでくれる子が1人いると、私たちも入っていきやすいので助かります。

勝ってる部分、負けてる部分

－－先日は昨年末に合同で行ったクリスマスイベントも行いましたが、2グループのコラボはいつから始まっていたのでしょうか。

▲YouTube「NEO from アイドリング!!! / キミといたナツ MV」

伊藤祐奈：アイドリング!!!のコラボ10番勝負（※1）という企画の一貫で、去年の夏から始まっているので、まだそれほど日数が経っているわけではないですね。

－－コラボユニットの名前もフジテレビ系『アイドリング!!!』で行われた対決でDoll☆Elementsが勝利したことから“どる☆NEO”という並びになった訳ですが、それぞれ「ここは勝ってる」と思うポイントは？

佐藤麗奈（NEO from アイドリング!!!）：面白さ？（笑） トークは私たちの方が勝ってるんじゃないでしょうか……、ただおしゃべりなだけなんですけど（笑）。

▲関谷真由

関谷真由：私たちはいつもスニーカーで踊っていることが多いので、移動のすばしっこさは勝ってると思います（笑）。今回のシングル曲「ショコラ☆ロマンティック」の振り付けで、（外崎）りかぴょんと交差する所があるんですけど、私が早く行きすぎちゃって……（笑）。

古橋舞悠：NEO from アイドリング!!!はヒールなんて履いたことがないような娘ばっかりだったので、今履いているヒールでも「骨折するんじゃないか……」みたいな（笑）。だから踊る時に私たちが履いているヒールは、Doll☆Elementsさんの半分くらいの高さなんですよ！

－－では、Doll☆Elementsが勝っている所は？

小泉遥（Doll☆Elements）：背の高さです！

古橋舞悠：ん？ そんなこと言ってるいずみん（＝小泉遥）だって……

▲小泉遥

小泉遥：Doll☆Elementsでは一番低いんですけど（笑）、私たちはみんな160cm以上あるし、高いヒールも履くので、ミュージックビデオを観てみたら巨人みたいです（笑）。だからMVで大きい人はDoll☆Elementsと思ってもらえればと思います。

外崎梨香（Doll☆Elements）：あと、うちのごんちゃん（＝権田夏海）の大人の色気ですね。Doll☆Elementsは全体的に大人なので、NEO from アイドリング!!!さんとは違う感じの雰囲気やパフォーマンスをしていけたらって思ってます。

※1.2014年夏に開催された【TOKYO IDOL FESTIVAL 2014】にて行われた、アイドリング!!!によるコラボ企画。彼女たちは2日の間に、 Doll☆Elementsをはじめ、AeLL.、Dorothy Little Happy、東京女子流、さくら学院、アップアップガールズ(仮)、PASSPO☆、THE ポッシボー、ベイビーレイズ、LinQらとのコラボを展開した。

節目を迎えた両者が、今コラボをする意味

▲YouTube「【Doll☆Elements】 君に桜ヒラリと舞う」

－－また、両者は共に昨年大きな節目を迎えました。その最中に、年明けからコラボユニットとして活動していくのはどういった心境なのでしょうか。

石田佳蓮：私は3rdシングル『キミといたナツ』から加入したんですけど、次の作品がどる☆NEOだったので新たな気持ちになれたというか。NEO from アイドリング!!!ではこんな可愛らしい衣装は着ないですし、Doll☆Elementsさんとはファンの方の色も違うので、良い所は吸収しつつ楽しんでいきたいと思っています。

－－両者のファンの違いは？

▲石田佳蓮

石田佳蓮：NEO from アイドリング!!!のファンの人の方が元気ですね。エレメンターさん（＝Doll☆Elementsさんのファン）は握手会でも天然……というか（笑）。

関谷真由：ほわほわしてるんですよ！ 「名前覚えました！」って一生懸命言ってくださるんですけど、「ね、古橋さん!?」って私の名前を間違えてて（笑）。全然悪気は感じないんですけど、一斉の握手会だとあんまり時間もないから否定する訳にもいかなくて、「あ、ありがとうございます！」って。

古橋舞悠：やめてよ?！（笑）

小島瑠那：NEO from アイドリング!!!さんが気さくに話しかけてくれるのと一緒で、ファンの方も握手会の時とかに色々質問してくれたりするんですよ。やっぱりエレメンターさんは、こっちから話しかけないとあんまり話さないみたいで（笑）。

小泉遥：私たちは基本的に内気な方なので、ファンの方も内気な人が集まるんですよ（笑）。

－－一方、Doll☆Elementsも小泉さんが昨年1月に加入しましたね。

小泉遥：加入して間もないのにNEO from アイドリング!!!さんとコラボさせてもらえる。良い境遇を与えていただけて嬉しいですね！

▲佐藤麗奈

伊藤祐奈：きょ、境遇……？（笑）

－－Doll☆Elementsでは最近、小泉さんと小島さんがおバカキャラとして頭角を現していますが、NEO from アイドリング!!!でもそういうメンバーはいるのでしょうか。

伊藤祐奈：麗奈ちゃんかなあ？

佐藤麗奈：ん?……。

－－本人が納得してない（笑）。

古橋舞悠：若いので常識が無い娘が多いですね（笑）。不思議キャラだと佐藤ミケーラ倭子ちゃんで、一緒にいてもプライベートは謎が多いんですよ。この前も次の日がオフだったから「明日何するの？」って訊いたら、「訊かないで?♪」って。でも、次の日のTwitterを見たら犬と散歩してて、それくらいは教えて欲しいです（笑）。

どるえれは癒やし、NEOは元気

－－メンバー間のプライベートって話し合ったりするんですか？

▲小島瑠那

小島瑠那：私たちは特にプライベートが無くって、空き時間とかもほとんどメンバーと一緒にいるんですよね。

権田夏海：5人になってまだ1年くらいなんですけど、一緒にいる時間は長いのでわかり合えてるなっていうのはありますね。

小泉遥：たまに一人でカラオケ行きたい時とかでも、るなぽん（＝小島瑠那）が「どこ食べいく!?」ってみんなを誘うみたいな流れがあって（笑）。

権田夏海：るなぽんはみんなで一緒に行動したいっていうタイプの娘なので、よく誘ってくれるんですよ。私も一人が好きなんですけど、断りきれずに……

小島瑠那：えーっ、断りたかったの!?（笑）

－－NEO from アイドリング!!!は本隊としての活動もありますよね。

伊藤祐奈：本隊でもNEO from アイドリング!!!メンバーで固まってることがありますね！

▲橋本瑠果

関谷真由：私たちNEO期生（※2）は、NEO from アイドリング!!!としてのシングルリリースがまずあって、それから本隊のシングルにも参加する流れだったんですよ。だから4期生の伊藤祐奈ちゃんは最初の先輩として何でも訊きやすいというか、みんなが頼っちゃうんですよね！

古橋舞悠：アイドリング!!!の楽屋でも、7つ椅子が空いてたらNEO from アイドリング!!!で座って、そこに玉川来夢ちゃんが加わる感じです（笑）。あと、私はどるNEOの雰囲気が大好きなので、どる☆NEOでの仕事が入るとテンション上がりますね！

関谷真由：今はDoll☆Elementsさんがいるのが当たり前みたいになってきたので、これでまた別々の活動になっていくことになったら寂しいですよね……。

古橋舞悠：Doll☆Elementsさんは癒やしの香りがあって、NEO from アイドリング!!!の元気な香りと良い感じに調合されて、凄く気持ちいいんですよ。あと、みんなフレンドリーだから話しやすいし、笑顔が柔らかいので一緒にいて嬉しいんですよね！

※2.2013年夏に加入した古橋舞悠、関谷真由、橋本瑠果、佐藤麗奈、佐藤ミケーラ倭子の5名はNEO期生と呼ばれ、加入直後にリリースされたアイドリング!!!のシングル『サマーライオン』には不参加。次作『シャウト!!!』のリリースタイミングで、アイドリングNEO（当時）としてデビューシングル『mero mero』をリリースし、両者のセールス対決が行われた。

『ショコラ☆ロマンティック』のセンターは誰？

－－2月11日にリリースとなるDVDシングル『ショコラ☆ロマンティック』は、すでにYouTubeにもショートバージョンのMVがアップされていますが、なかなかセクシーなアプローチの楽曲になっています。

▲YouTube「どる☆NEO「ショコラ☆ロマンティック」MUSIC VIDEO short ver.」

佐藤麗奈：NEO from アイドリング!!!としては衣装もこういうフリフリとか初めて着たと思いますし、かわいらしい部分が映っていると思うので、ぜひ観て欲しいです！

権田夏海：NEO from アイドリング!!!さんとの絡みとかオフショットとか、メンバー同士でハグしたりチューしたりとか、仲が良くてあったかい、かわいらしい素の部分。これはお人形感を全面に出しているDoll☆Elementsではあんまり見せない所なので、等身大の女の子らしい一面はぜひ観て欲しいです！

外崎梨香：いつも5人で見せているダンスとは違って、大人数でのフォーメーションは見どころだと思います。最初は立ち位置が覚えられなかったし、自分が何処にいるのかがわからなくて難しかったんですけど、何度もリハーサルを重ねて慣れてきたので、今はそこを観てもらいたいです！

小森ゆきの：曲中にラインダンスがあるんですけど、大人数でやるのは初めてだったのでとても難しくて、足の角度を揃えることとか、本当に新鮮で苦戦しました（笑）。でも、今はうまくやることもできてきたので、キレイに揃うとテンションが上がるんですよ！

－－ちなみにどる☆NEOは12人と偶数になるのですが、センターというのは決まっているのでしょうか。

権田夏海：私たちはいつも5人でパフォーマンスしているので、ある程度均等に観てもらえるかなって思いもあるんですけど、12人となると全員を追いかけてもいられないと思うんです。だから、自分に目を止めていただけるように、常にセンターのつもりで一人ひとりが頑張って表情を作ったりしてますね。

伊藤祐奈：やっぱり12人全員がセンターだと思います。観る人によって違うとは思うんですけど、それぞれのファンの方はその娘しか観なかったりもするじゃないですか。だからみんながセンター！ 初の12人センターでいきましょう！

全員：素晴らしい！ そうしよう！

－－アー写では12人が縦に並ぶことになるんですか？

小森ゆきの：そしたらクルクル回って……。

－－EXILEさんの「Choo Choo TRAIN」みたいに？（笑）

小森ゆきの：次々に顔が出てきます（笑）。

DVDシングル『ショコラ☆ロマンティック』の見どころは？

－－では、他の見どころは？

▲古橋舞悠

古橋舞悠：Doll☆Elementsさんは手の振りとかがしなやかで上手だなって思います。ソロの所とかは特に振りが決まっていないんですけど、そういう時の表現が巧い！ NEO from アイドリング!!!は基本ダンスが決まっていることが多いんですけど、「ショコラ☆ロマンティック」では私たちも頑張ってるので、そこは観て欲しいです。

小森ゆきの：メンバー一人ひとりがカメラに向かって「チョコレート、あげる！」って演技するシーンがあるんですけど、それぞれの渡し方にオリジナリティがあるのでぜひ観て欲しいですね！

関谷真由：私、すっごい緊張してたから全然覚えてないんです！（笑） Doll☆Elementsさんはそういうのも全部かわいくて……。

－－皆さんかわいかったですよ？

伊藤祐奈：そういうことを言われるのに慣れてなくて（笑）。

佐藤麗奈：（撮影順が）後になればなるほど、ネタが無くなってきて……

小森ゆきの：ミケちゃんも撮影は最後の方だったんですけど、超かわいかった！

－－そしてこのDVDシングル『ショコラ☆ロマンティック』のリリース前後には、どるNEOとしてのイベントも開催していきます。

外崎梨香：それぞれのグループでも何曲か披露させていただくんですけど、最後に2つのグループが合体した時に、さらにパワーアップした「ショコラ☆ロマンティック」を楽しんでいただくことができるんじゃないかと思っています。

－－NEO from アイドリング!!!のファンも根こそぎ持ってってやるぞ、と？

▲外崎梨香

外崎梨香：そんなことは……

伊藤祐奈：と言いながら思ってるタイプですよ、りかぴょんは！（笑） ただ、それくらい刺激し合いながら、本気でやっていきたいですね。私たちはバラエティで鍛えられているので、お人形さんがモチーフになっているDoll☆Elementsさんと対決して、厳しい罰ゲームを科したいな、と（笑）。

関谷真由：全身タイツとか見たい（笑）。

古橋舞悠：去年、番組の『アイドリング!!!』でやったパイ投げ対決では、本来なら私たちが勝ってDoll☆Elementsさんをパイまみれにしなければいけなかったんですけど、みんな負けちゃったんですよ（笑）。ただ、私は最後だったので「気合入れてやらなきゃ！」って、いずみんの顔をパイまみれにしてやりました！

小泉遥：しかも最後だったから顔が一切映らないまま終わってしまったんです（笑）。

権田夏海：対決……。こう見えて私、腕相撲が強いんですよ！ 6年間テニスをやっていたので筋力があるんですけど、NEO from アイドリング!!!さんはみんな本当に細いので、腕相撲対決にしたいです（笑）。

伊藤祐奈：腕相撲なら私も強い方なんですけど、ミケちゃんがめっちゃ腕相撲強いんですよ！ 彼女は空手黒帯なので、今度ぜひごんちゃんと（笑）。

チョコを見たら、脳内に「ショコラ☆ロマンティック」が流れる！

－－近年のアイドルシーンはブームだった頃より厳しくなってきた所も多いと思うのですが、生き残っていくために必要な物は何だと思いますか？

▲どる☆NEO

伊藤祐奈：アイドリング!!!は事務所も様々だし夢の違う娘が21人集まっているグループなんですけど、番組やライブになるとみんなで力を合わせて頑張る所があるんです。一人ひとりが確立しているからこそ、ライブになったらガッと集まって迫力が増す。個人個人が目標を持って頑張らなければいけない状況だと思います。 アイドリング!!!って入ってすぐにテレビに出させていただけたりと本当に恵まれた環境にいるので、そこに甘えず、自分のやりたいことを一生懸命見つけながら輝いて、卒業していく。それがアイドリング!!!にとって一番良い形で、他のグループとは違う所だと思います。

権田夏海：私たちは人数が少ないので、お客さんから見ていただける機会は大人数のグループに比べれば多いと思うんです。でも、りかぴょんがグラビア活動をやったり、いずみんがリポーターをやったりと、色んな入口からDoll☆Elementsのお客さんになってくれることも多いんですよね。個人として目立ちたいという気持ちはありますけど、それをきっかけにDoll☆Elementsのファンを増やしたいという気持ちの方が強いです。

－－では、最後に一言ずついただきましょう。

権田夏海：ゆきのんが昨晩、深夜までかけて考えてきたのがあるので、それでいいですか？

－－もちろんです！

▲小森ゆきの

小森ゆきの：「ショコラ☆ロマンティック」という曲は、バレンタインデーのシーズンにぴったりで、女の子に共感していただけると思うんです。だから男の子にも、女の子の気持ちを分かっていただける曲になっているので、「バレンタインデーといえばこの曲！」と言ってもらえるように、どんどん広めていきたいと思います！ チョコを見たらこれを思い出すくらい！ チョコを見たら、（脳内に）「ショコラ☆ロマンティック」が流れる！

－－軽いトラウマみたいですね（笑）。

小森ゆきの： チョコを見たら、流れる！ チョコを見たら、流れる！

権田夏海：すいません、無かったことにしてもらえませんか？（笑）

－－素晴らしい回答ですよ（笑）。では、NEO from アイドリング!!!は？

佐藤麗奈：コラボでDVDシングルを出すアイドルグループってあんまりいないと思うんですよ。キャラが全然違う2グループが丁度良くミックスされた感じを楽しんでもらいたいです！ かわいい衣装を着ているNEO from アイドリング!!!と、お人形さんとはちょっと違うDoll☆Elementsさんを観て欲しいです！