今回、オーディオ・エンジニアの尾形さんとの偶然の出会いで、リゾート地のモンテゴベイからキングストンへ1日の旅が実現した。

　彼は日本で湘南乃風やモンゴル800などと仕事をし、2015年にジャマイカに移住して今年で4年目。ボブ・マーリー＆ザ・ウイラーズが設立したレコードレーベル Tuff Cong のスタジオで働きながら、Winta James、Protoje、Mortimer のアルバム制作にも関わってきた。ジャマイカのミュージシャンたちとのプロジェクトは感性を大きく刺激し、音へのこだわりがどんどん増していくそう。

　そして、「レゲエの歌詞はハッピーなことばかりではなく、毎日サバイバルで生きていくのが大変というリアルな状況をディープに表現しているものも多ことを肌で感じる。」と愛する音楽について語る。明るく楽しく聴こえる横揺れサウンドだが、言うまでもなく音の質感、歴史背景と奥が深い。

　重低音の魅力にどっぷり染まり、ジャマイカのミュージシャンたちから影響を受けながら、彼自身がリアルな世界でたくましくサバイバルしている様子。まだまだチャレンジ中だが、いつかコーヒ―で有名な山、ブルーマウンテンに音楽スタジオを建て、最高の気候と絶景、ブルーマウンテンコーヒーとナチュラルに暮らし、クオリティの高いレゲエ、ダンスホールを世界に発信していきたいと目を輝かせた。夢が実現しますように。Text：KIYOMI

◎公演情報
【マキシ・プリースト】
2020年1月10日（金）ビルボードライブ大阪
2020年1月12日（日）ビルボードライブ東京

◎KIYOMI
学生時代、友人のバンドライブで司会をした経験から、テレビ、ラジオなどマスコミの仕事を始める。その後、単身移住したNYで（1986年～1993年）NY初日本語ラジオ番組を発案･設立。DJ・制作・広報･営業を手がける。1993年帰国。FM802、FMCOCOLOのDJ、関西初のサルサダンススタジオ(CHEVERE)主宰、映画コメンテイター、TV・RADIO出演、新聞・雑誌寄稿、司会、講師などで活動。好奇心に任せた様々なレポートを発信中。