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2018/03/21

【米ビルボード・ソング・チャート】ドレイク「ゴッズ・プラン」8連覇、ビービー・レクサ自身初のTOP5入り

 ドレイクの「ゴッズ・プラン」が8週目のNo.1を死守した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 徐々に勢いは落ちてきているものの、今週もストリーミング、デジタル・セールスの主要2チャートで首位を守り、初登場から8週連続で1位に輝いた「ゴッズ・プラン」。あと2週首位を死守すれば、2016年にリリースした自身最大のヒット曲「ワン・ダンスfeat.ウィズキッド&カイラ」の通算10週に並ぶ。

 先週の5位から4位にランクアップした、ビービー・レクサ&フロリダ・ジョージア・ラインの 「メント・トゥ・ビー」が、次週以降TOP3入りするかもしれない。というのも、今年の2月14日に米フロリダ州の高校で17人が死亡した銃乱射事件を受け、3月24日に行われる平和的デモ行進【March For Our Lives】でのチャリティ・コンサートで、同曲が演奏されるからだ。このデモには、アリアナ・グランデやマイリー・サイラス等、人気アーティストの参加が発表されている。

 ゼッド、マレン・モリス&グレイのコラボ・ソング「ザ・ミドル」は8位から6位に上昇し、全米チャート(HOT100)では、3者共に自己最高位を更新した。ヒット曲を連発しているゼッドだが、2012年リリースのブレイク曲「クラリティ」は8位、昨年大ヒットした、アレッシア・カーラとのデュエット「ステイ」は7位どまりだった。「ザ・ミドル」は、イギリス(10位)やオーストラリア(7位)などの主要各国でもTOP10入りしている。

 自身初のNo.1獲得となった「ハヴァナ」(今週7位)が異例のロングヒットを記録しているカミラ・カベロの新曲「ネヴァー・ビー・ザ・セイム」は、先週の19位から16位に上昇。今週ランクアップしたのは、3月8日に公開されたミュージック・ビデオのストリーミング・ポイントが加算されたため。セールスも好調で、順調にいけば「ハヴァナ」に続く2曲連続、2曲同時ののTOP10入りも期待できる。

 今週のアルバム・チャートでNo.1デビューを果たした、ロジックの新作『ボビー・タランティーノII』からは、先週の43位から29位にジャンプアップした「エヴリデイwithマシュメロ」他、計10曲が100位内にランクインしている。本作の初動ユニット数は111,000で、そのうち82,000ユニットがストリーミングによるポイントだった。つまり、今週ランクインした10曲も、それだけ視聴されていたということになる。アルバム・チャート2位に初登場した、リル・ヨッティの新作『リル・ボート2』からも、73位の「66」等3曲がデビューした。

 ロジックの新曲でもコラボしている、マシュメロとUKの女性シンガー・ソングライター=アン・マリーのコラボ曲「フレンズ」が41位に上昇中。同曲は、4月27日に発売されるアン・マリーのデビュー・アルバム『スピーク・ユア・マインド』からの先行シングルで、アメリカ(HOT100)では自身初のランクインとなった。本国イギリスでは11位に、アイルランドで3位、ドイツではNo.1獲得を果たしている。本作には、エド・シーランの手掛けた楽曲も収録される予定。

 3月30日にリリースされる、リッチ・ザ・キッド初のスタジオ・アルバム『ザ・ワールド・イズ・ユアーズ』からの2ndシングル「プラグ・ウォーク」が先週の48位から25位に急上昇し、1stシングル「ニュー・フリーザーfeat.ケンドリック・ラマー」も43位にランクアップしている。本作には、その他にもミーゴスのメンバーやフューチャー等の人気ラッパーが多数参加していて、先行シングルの勢いからも、アルバム・チャート上位ランクインが見込める。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、3月21日22時以降予定となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「ゴッズ・プラン」ドレイク
2位「パーフェクト」エド・シーラン
3位「フィネスfeat.カーディ・B」ブルーノ・マーズ
4位「メント・トゥ・ビーfeat.フロリダ・ジョージア・ライン」ビービー・レクサ
5位「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」ポスト・マローン
6位「ザ・ミドル」ゼッド、マレン・モリス、グレイ
7位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
8位「プレイ・フォー・ミー」ザ・ウィークエンド&ケンドリック・ラマー
9位「ルック・アライヴfeat.ドレイク」ブロックボーイJB
10位「オール・ザ・スターズ」ケンドリック・ラマーfeat.SZA

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