2012/04/19 00:00
イギリスのポップ・ロック・バンド、マクフライは2004年のデビュー以来17枚のトップ10シングルと6枚のトップ20アルバムを出しているが、ほとんどのアメリカ人はいまだにこの4人組を知らないままだ。
しかし、9月にはアメリカ進出計画もあり、雲行きは変わりそうだ。
「あっちに行って、僕たちのファンのために小さなショーをやりたいんだ」とメンバーのトム・フレッチャーは言う。「もう何年もの間それを待っていた。だけど今までチャンスも何もなかったのさ」
「もう8,9年もファンだという人がアメリカにもいるんだよ。彼らはイギリスに見に来てくれた。そんな熱意にはビックリだよ。だからお返ししないといけないんだ」
マクフライはアメリカでツアーをしたこともなければ、アルバムは2006年のコンピレーション『ジャスト・マイ・ラック』の1枚しかリリースされていない。これはマクフライが出演したリンジー・ローハンの映画公開に合わせたものだった。
彼らは4月21日に『キープ・カーム・アンド・プレイ・ラウダー』ツアーを終了させ、夏のフェスティバル・ショー出演のあと、アメリカに向かう予定だ。
「ツアーは僕たちの仕事で最高の部分。大好きなんだ。このツアーは特にアルバムをプロモートするためのものじゃないから、セットリストもほんとにいろいろで楽しいんだ。次のアルバムに入れる予定の新曲も3曲やってるよ。長年プレイしていなかった古い曲もね」
6作目のアルバムは6月にレコーディングをスタートする予定だが、発売はツアーなどの関係もあってハッキリしないという。
2010年の前作『アバヴ・ザ・ノイズ』からはバンドにとって最も長くチャートインを続けたシングル「シャイン・ア・ライト」(フィーチャリング・タイオ・クルーズ)が生まれた。
R&B/ポップのヒットメーカー、ダラス・オースティンが多くを手がけた前作とは異なり、次のアルバムはバンド初のセルフ・プロデュースとなるという。
「初めて100%僕たちが思い描いたとおりのアルバムになるよ。前作と方向性が違う感じはしない。意識的な変化は感じられなくて、すごく自然な進歩に思えるよ。僕たちがやるべきことって感じなんだ」
前作は「自分たちにとって大きな変化」であり「大きな実験」だったとフレッチャーは言う。「前進して何か新しいものにトライするのがいいと思えたんだ。バンドとしてフレッシュだと感じること、つねにエキサイトしていることが重要なのさ」
この春のツアーで演奏されている新曲の「レッド」は、ユーチューブですでにファンにはおなじみだ。
「僕たちのいつもの曲とは全然違うタイプなのに、ファンの受けがよくて驚いてるよ。派手なシンガロング・タイプのコーラスもなくて、僕たちにとってはかなり進歩的な歌なんだ」
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