2026/10/20 09:00
故マイルス・デイビスによる米ニューヨークのフィルハーモニック・ホールでのライブ録音を演奏順に完全収録した2枚組SA-CDハイブリッド盤が2026年11月25日にリリースされる。
1964年2月12日、マイルス・デイビスは米ニューヨークのフィルハーモニック・ホールでコンサートを行った。そのライブ録音は、プロデューサーのテオ・マセロによって、アップテンポでアグレッシブな楽曲を収録した『フォア&モア』、しっとりしたバラードを多く収めた『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』の2枚のライブ・アルバムとしてリリースされ、マイルスの数あるライブ盤の中でも特に人気の高い名盤として親しまれてきた。
今作はこのライブ録音を当日演奏された通りの曲順で、コンサートの前半と後半の全曲を2枚のCDに分けて収録した完全録音盤(日本企画)。DISC1にはどちらのアルバムにも収録されなかった「枯葉」も収録される。
この音源は2004年に発売されたBOXセット『セヴン・ステップス:ザ・コンプリート・マイルス・デイビス 1963-1964』に収録されているが、独立した形でのリリース&SACD-Hybird化は世界初となる。
ライブ音源の録音は『カインド・オブ・ブルー』も手掛けたフレッド・プラウトが担当。その3chマスターを基に2004年の上記BOXセットのリリースの際にソニー・ミュージック・スタジオ(NY)のマーク・ワイルダーがリミックスを行った。今回のリリースに当たり、マーク・ワイルダーのリミックスのアナログ・データを本国から取り寄せ、ソニー・ミュージック・スタジオ(東京)の鈴木浩二がDSDマスタリングを行っている。
この日の演奏について、マイルスは自伝でこのように語っている。「その夜のオレ達の演奏は、まさに天井をぶっ飛ばしてしまいそうな勢いだった。本当に一人残らず全員が、ものすごい演奏をした。曲はほとんどがアップテンポだったが、ただの一度も狂わなかった。ジョージ・コールマンも、この夜が最高だった。それにバンドには創造的な緊張感が漲っていた」(『マイルス・デイヴィス自伝』マイルス・デイヴィス/クインシー・トゥループ著/中山康樹訳/シンコーミュージック・エンタテイメント刊より)
◎リリース情報
アルバム『ライブ・アット・フィルハーモニック・ホール』
2026/11/25 RELEASE
SICJ-10026/27 5,500円(tax incl.)
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