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ライジング・サン・ロック・フェスティヴァル 2014 特集レポート

RSR2014

 今年で16回目を迎えた【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO】が8月15日(金)、16日(土)に北海道・石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージにて開催。来年デビュー40周年を迎える山下達郎、2年ぶり3回目のRSR出演となったフィッシュマンズら、豪華アーティストたちが北の大地で極上の音楽をオーディエンスたちに届けた。

DAY1. 8月15日

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 スタート直前まで空を覆っていた分厚い雲が晴れたと同時に、最大規模を誇る<SUN STAGE>に登場したレキシは、昨年、同ステージで怒髪天としてトップバッターを務めた増子直純や、やついいちろうらを次々とステージに招き入れ盛大に幕開けを飾ると、各ステージでも多彩なアクトが展開していく。

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 <RED STAR FIELD>に登場した、カーネーション LOVES 森高千里のステージは、熟練されたロック・グル―ヴに乗せた森高のキュートな歌声がオーディエンスを魅了すれば、おおはた雄一と福岡晃子(fromチャットモンチー)によるユニット、くもゆきの遊び心溢れる楽曲は、ゆったりとした心地の良い空間を演出し、<BOHEMIAN GARDEN>に集まったオーディエンスたちを癒してくれた。

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 <def garage>にはSHISHAMO、パスピエ、SAKANAMONといった、注目の若手バンドたちから、シーナ&ロケッツ、THE PRIVATESらベテラン勢までが登場。白熱したライブで会場を大いに盛り上げた。

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 夕闇が北の大地を覆い始めたころ、ケツメイシが<SUN STAGE>に登場。「LOVE LOVE Summer」、「カリフォル二―」、「夏の思い出」と、サマー・ソング3連発で、会場の一体感をあっと言う間に作りあげてしまえば、オーディエンスとの距離をさらに縮めてしまう破格のMC力を発揮、終盤には壮大なシンガロングが<SUN STAGE>に降り注ぐなど、終始、ステージ上と客席が手を取り合って作りあげた幸せな空間を演出してくれた。


 今年、さらに勢いに拍車をかけるThe BONEZのステージは、幾多のライブで研ぎ澄まされてきたダイナミックなバンド・グルーヴが<EAETHTENT>で炸裂。JESSEの放つ、圧倒的求心力に惹きつけられるように、オーディエンスは全身全霊のハンド・クラップと大歓声で応え続けた、エネルギッシュなアクトであった。

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 そして、1日目の<SUN STAGE>のクローザーを務めた電気グル―ヴは、ピエール瀧のカリスマ的ステージMCと石野卓球の作り出すダンス・サウンドが織りなす圧巻のパフォーマンスで、物の見事にオーディエンスを躍らせてみせた。

“for CAMPERS”

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 23時からは“for CAMPERS”と題した、通し入場券を持った参加者のみ観覧することができるアクトが各ステージで展開。Czecho No Republic、BOOM BOOM SATELLITES、SOIL&"PIMP"SESSIONS らが鮮烈なパフォーマンスをみせる中、<EAETHTENT>では、FRIDAY NIGHT SESSION~ROCK'N'ROLL CIRCUS~と銘打ち、OKAMOTO'Sのメンバーがメーンに、錚々たるロックンローラーたちが集結。RSRならではの豪華セッションが繰り広げられ会場中を沸かせていた。

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DAY2. 8月16日

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 2日目は絶好のフェス日和の中、エレファントカシマシの熱いライブでスタートした<SUN STAGE>。続く氣志團は、EXILEの「Choo Choo TRAIN」を熱唱し会場中の度肝を抜き、そのまま「Rising Sun」を披露しようとした彼らは、RSRのスタッフに強制退場させられてライブ終了とゆう、氣志團らしい演出でオーディエンスを仰天させる。さらに、今年デビュー25周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラは、MONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERATIONから後藤正文を招き、今年バンド・コラボした楽曲を披露。ラストには、今回のRSR出演している名だたるアーティストたちが飛び入り参加して、ステージ上がお祭り騒ぎの圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを大熱狂させていた。

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 <EAETHTENT>には、今凄まじい勢いで音楽シーンを爆進するゲスの極み乙女。がトップバッターとして登場。開始前にも関わらず、会場から溢れかえったオーディエンスたちはリハーサルの段階でボルテージMAXといった模様。幕開けの「パラレルスペック」が鳴り出せば、会場は魅惑のダンス・ホールへと早変わり。4人の確かな演奏技術が光るセンセーショナルなグルーヴに、シニカルでユーモアの効いたラップが乗っかり、ダンサブルで、それでいて心地の良いサウンドが会場中を躍らせてみせる。MCでは、お馴染みである、ちゃんMARIとオーディエンスとのコール&レスポンス、休日課長へ対する、ほな・いこかの毒舌が炸裂。そんな自由なMCを川谷絵音が冷静にまとめ上げる。彼ら独特のテンポで進行していくステージがさらにオーディエンスを惹きつけていくのであろう。ラストには、彼らを一躍トップシーンへと押し上げた鉄板ダンス・チューン「キラーボール」を投下し、詰めかけた全オーディエンスを魅了していた。

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 一方、他ステージでは、白衣姿でライブを行うことがお馴染みの奥田民生&岸田繁&伊藤大地により結成されたサンフジンズや、KenKen、ムッシュかまやつ、山岸竜之介ら世代を越えたアーティストたちが集結したLIFE IS GROOVEなど、スペシャルなバンドたちが北の大地で躍動。

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 2日目の23時台には、もはやフェスには欠かせない存在となったDragon Ash、NAMBA69らが放つ、どこまでも邁進するバンド・サウンドがオーディエンスを引っ張るように、さらに会場をヒートアップさせていく。そして、出演発表と同時に一際注目を集めていた<RED STAR FIELD>の山下達郎のステージでは、新旧の名曲で彩られたセットリストで、フィールドから溢れかえるほどに詰めかけたオーディエンスたちを感無量の音世界へと誘っていた。

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 17日の0時を迎え、RSR2014はクライマックスへ突入。サカナクション、PSYCHEDELIC FOUNDATIONらが、北海道の夜の寒さを撥ね退けるほどの熱量たっぷりのライブでオーディエンスを熱くさせ、いよいよ大トリのフィッシュマンズが<SUN STAGE>に登場する。

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 2年ぶり3回目のRSR登場となった彼らは、ヴォーカルとして、オリジナル・メンバーであるDr.茂木欣一に加え、クラムボンのヴォーカリストとしても活躍中の原田郁子、先ほど<RED STAR FIELD>でライブを終えたばかりのUAを迎え入れた。彼らの奏でる浮遊感と開放感に満ちたアンサンブルと3人の直情的な歌声は、静かに、そして熱く北の大地とオーディエンスの心に沁みわたっていく。ラストで放った「チャンス」では、感動的なアクトを演出するように、美しい姿をみせてくれた日の出が、2日間に渡った【RISING SUN ROCK FESTIVAL 2014 in EZO】を大団円に導いてくれた。

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