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ティム・デラックス 来日インタビュー

ティム・デラックス 来日インタビュー

 2000年代初頭にリリースされたラテン・ハウス・アンセム「It Just Won't Do」の大ヒットで、一躍クラブ・シーンをリードするDJ/プロデューサーとなったティム・デラックス。その後も数々のヒットを生み、活動の幅を広げなから世界を股に駆ける彼が辿り着いたのは、自身のルーツでもあるジャズ。ライフスタイルを見直しを図るとともにピアノを習得。スタジオ・ミュージシャンたちとのセッションを経て、ジャズとハウス・ミュージックを見事に融合させた力作『ザ・ラディカル』を引っさげ来日したティムに話を訊いた。

メインストリームのしがらみやプレッシャーから逃れて、
音楽との繋がりを再確認したかった

??最新作『ザ・ラディクル』の完成おめでとうございます。前作から数年経ちますが、制作作業はいつ頃からスタートしたのですか?

ティム・デラックス:一昨年の年末にベースとなる初期のスケッチを作り始めて、昨年ほぼ1年間をかけて制作された。本格的な作業に取り掛かったのは、去年の3月ぐらいで、ミュージシャンを集め、きちんとしたレコーディング・セッションを行ったんだ。音楽はみんなでシェアするものだから、スタジオでずっと試行錯誤を繰り返し、いつまでも音源を手元に置いても仕方がないしね(笑)。きちんと締切があったことも良かったと思ってるよ。

??このアルバムを制作しようと思ったきっかけは、オープニング・トラックの「Jas」にサンプリングされている女性ヴォーカルからも伺えると思うのですが…。

ティム:その通りだよ!あのヴォーカルは、バーバラ・アン・ティアーズという女性ダンサーのもので、彼女についてのドキュメンタリーからとったもの。ダンス・スクールを経て、クラシカル・ダンスとコンテンポラリー・ダンスの狭間で揺れていたところで、ジャズ・ダンスとミュージックに出会うんだ。多分全部で10分ぐらいの短いドキュメンタリーなんだけど、その中の彼女の言葉でいくつか耳に残ったものがあった。実際に曲に使っているヴォーカルは、その言葉をエディットしたもの。内容を違う文脈から見てみると、僕は感じていたことにピッタリだった。この曲をイントロにして、マイルス、コルトレーン、ニーナ・シモーンなどに繋げ、ジャズを掘り下げて行ければと思ったんだ。

??モダン・ダンス・ミュージックについて、ここ何年かこんな風に思っていたのですか?

ティム:うん。ダンス・ミュージックも含め、僕がメインストリーム・カルチャーについて感じていることを巧く表現している。何年前かにツアーすることを止めた時から、こういう風に感じ初めた。エンドレスに世界中のナイトクラブをツアーで巡ることに嫌気がさしていた。音楽との繋がりが見えなくなって、インスピレーションやクリエイティヴィティーを失っているように思えたんだ。だからメインストリームのしがらみやプレッシャーから逃れて、シンプルに音楽との繋がりを再確認したかった。
 こう感じるようになるまで、自分の中でビルドアップしていたものもあると思う。それを後押ししたのが、オーストラリアをツアーしていた時に、とにかく精根つき果ててしまって、「休みを取らなきゃ、マズイ」って思ったんだ。少し落ち着いて、「毎週末、世界中を飛び回る生活から逃れて、次は何をするんだ?」って考えた時に、「じゃあ、ピアノでも習って、基本中の基本へ…原点回帰しよう。」ってことになった。本当に学生時代に戻るような感覚だったよ(笑)。

??インスピレーションを培う為に、ピアノを習い始め、ジャズやブルースを聴きはじめたそうですが、この2つのジャンルのどのようなところに惹かれたのですか?

ティム:90年代の初期に、Time Is Right Recordsというレコード・ショップで働き始めた。当初、ブルーノートだったり有名なジャズ・レーベルや所属しているアーティストのことはあまりよく知らなかったけど、それがきっかけとなって聴きはじめたんだ。その当時からこれらのレコーディングが生き生きとしていて、メロディ、色彩、形、テキスチャーやエモーションに溢れている様子には感銘を受けていた。僕もこういう音楽が作れたら、と思っていたし、自分が好きなハウス・ミュージックは、そういった音楽に基づいているものが多い。ジャズっぽさはもちろん、似たようなコード、初期のNYハウス、Strictly RhythmなんかのレーベルやMasters at Workの作品やテクノもすべてジャズやブルースに通じている。プロダクションによって新しい音楽の形になっているのは間違いなけれど、コアにあるのは、ジャズやブルースなんだ。

??ピアノは先生をつけて習ったのですか?

ティム:うん。家の近所に住んでいる人をネットで探してたら、チェリー・マコというすっごくクールな名前(笑)の女性に行きついた。彼女はクラシカルとジャズ・ピアノ、両方教えているから適任だと思ったよ。実際に会って、ミーティングをしたら、いい感じだったから、すぐにレッスンを始めたんだ。

??彼女はティムの存在を知っていましたか?

ティム:いや、多分知らなかったと思うよ。最初に自分の過去のアルバムを持って行ったけれど、聴いたかどうかはよく分からないな(笑)。でもコンピューターで音楽を作っている人というのは認識してるよ。このアルバムが完成した時に、「レッスンで習ったことが反映されてるから、それが分かるかどうか聴いてみたら面白いと思うよ。」と言ったら、嬉しがっていたね。レッスンは、毎週火曜の14時に受けてるんだ(笑)。

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演奏するより理論を学ぶ方が楽しいこともある

??参考にしたピアニストや作品には、どのようなものがありましたか?

ティム:僕が一番好きなプレーヤーはビル・エヴァンスで、彼の音楽には溢れんばかりのエモーションとフィーリングが込められている。自分の作品が、彼の音楽が持つ力の表面をなぞることが出来るだけでも幸運だよ。マッコイ・タイラーはとても独特なスタイルを持っているし、デューク・エリントン、アート・テイタムも素晴らしい…とにかくたくさんいすぎるよ。ジョン・ケイジのようなミニマルなクラシカル・コンポーザーの作品で好きなものもあるし、ケイジの親友でもあるモートン・フェルドマンも最高。彼の作品もミニマリストで、無調で、中核が無い感じ。色々なトーンやコードが常に鳴っていて、コード間に大きな空間があり、アンギュラーなところがとても興味深い。最近は音楽理論も学んでいて、バッハの作り上げたハーモニーが、今名前を挙げたジャズ・ミュージシャンの作品にどのように応用されているかとか、そう言ったところも関心深いし、曲の様々なレイヤーについても学べるんだ。

??確かに、音楽理論が頭に入っていると、曲の面白味が倍層しますしね。

ティム:そうなんだよ。演奏するより理論を学ぶ方が楽しいこともあるよ(笑)。僕はオタクっぽいから、統計とかリズムを視覚化できることに興味をかきたてられる。色々なレコードを改めて聞くと、使われているコードの種類、ヴォイシングなんかがちゃんとわかるんだ。以前は、単に聴いて、「このすごいサウンドはどんな風に作ったんだ?」って思っていたけれど、今はそれがどういう風に構成されているかが理解できる。まるで車の修理工になったような気分だよ―ボンネットを開くと色々なワイヤーが見えて、こういう仕組みになっているんだ、って具合に。逆行しながらエンジニアしていく感じに近いかな。その知識があると、作曲をする時にも曲の組み合立て方が変わってくるからね。

??特にブルースの影響が伺える4曲目「Love Is」では、オルガンも弾いていて、収録されている他の曲とは、少し変わっていますよね。

ティム:そう、弾いてるんだけど、間違いは後からパソコンで直してる(笑)。あの曲は、変わったクールなヴァイブを持ってて、仕上がりにはとても満足しているんだ。全部の曲をキックドラムを使っているようなあからさまな4/4拍子にしたくなくって、ヒップホップのようなミッド・テンポなビートに仕上がってる。「Unsung Hero」や「Shanti」同様に、アルバムの流れを穏やかにし、色彩を足す役割を果たしているんだ。

??レコーディングにライブ・ミュージシャンが参加して本格的なセッションを行ったのも新たな試みだったと思うのですが、手ごたえは如何でしたか?

ティム:一応、グルーヴ、コード、ベースラインとか一通りスケッチしていたんだ。一番最初に行ったセッションでは、4、5曲レコーディングできればいいなと思ってた。バンドは、アルバムでダブル・ベースを弾いているベンが紹介してくれて、これまでにも僕の作品に参加している友人でプロデューサーのフレイザー・T・スミスが、スタジオを貸してくれた。彼のスタジオには、古いマイクとか面白い機材がたくさんさって、何曲かギターも弾いているよ。
 いざ環境が整ったら、ここでインプロをしてほしいとか、こういうフィーリングで弾いてほしいとか、色々細かく指示しながら進めていった。ピアノを習い始めたことや実験を重ねたことによって、演奏する立場の目線から物事を見ることがより可能となった。反省点としては、みんなに一緒に演奏してもらおうと思っていたけれど、上手くいかなかったこと。まだ曲のデモが完成形ではなくて、結局個別にレコーディングすることになって、みんなを待たせてしまった。でも、同じ部屋に集まって、お互いがどんな音を鳴らしているのかを聴いてもらうのは、ミュージシャン魂に火をつけたようで、結果的には良かったのかもしれない。2回目のセッションでは、きちんと時間を割り振ってスタジオ入りしてもらったから、リラックスして演奏に集中出来たんじゃないかなと思うね。

??彼らが参加したことによって、プロダクションの面でも音に重みや生々しさがありますよね。

ティム:うん。全ての曲に生楽器の音が入っていて、厚みがあると思うし、聴いていてより発見が多いような作りになっていると思う。「Dah Dance」や「So What!」みたいにクレイジーなドラム・ソロをフィーチャーした曲もあるけれど、トラックの作りが複雑になっているわけではなくて、メロディックでグルーヴィーに仕上がっているよ。

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    バランスがとれた作品に仕上がったと思う
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きちんと時間をかけて進めていったから
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??アルバム・ラストの「Shanti」のスピリチュアルで何かを悟ったような雰囲気は、作品を締めくくるのにピッタリですが、この曲はどのようなところから影響を受けたのですか?

ティム:うん。クロージング・トラックとして最高だと思った。“Shanti”は平和とか安らぎを意味する言葉だから、君が言うように、旅をしていて何らかの到達点に達した感じがするね。インド音楽の影響を受けたジャズ・トラックで、東洋と西洋が会するような雰囲気も彷彿させるし、アルバムの中で僕が気に入ってる曲のひとつでもあるよ。この曲でジョンが弾いてるコードは、アリス・コルトレーンがインドのミュージシャンと製作した素晴らしいアルバム『Journey In Satchidananda』に影響を受けたもので、ベースラインは僕がピアノのレッスンでずっと演奏してきたものをベンがダブルベースで具現化してくれたんだ。

??ティムが得意とするハウスの要素とジャズの要素が見事に融合された作品に仕上がったと感じるのですが、この絶妙なバランスを保つの為にどのようなことに気を付けましたか?

ティム:多分、そこがこのアルバム制作で一番の難関だったと思う。このアルバムを作ろうと思って、何人かの親友に話をした時に、「ジャズをやるんだったら、放漫で自己中心的にならないように注意しないとダメだよ。」と言われた。その反面、クラブ・アンセムになるような曲が詰まったアルバムを作るわけでもないから、その絶妙なバランスを保つのには特に気を付けたね。そうするのには時間もかかった。何故かと言うと、一歩引いて作品を見据えなければならなかったから。スタジオに入ってトラックやサンプルを編集して、そこにミュージシャンたちによるレコーディングをのせ、何時間もかけ同じ曲を繰り返し聴いていると、視野が狭まり、距離が近くなりすぎてしまう。だから何日かあけるか、他の曲の作業をするかして時間を空けて、また作業に取り掛かるというプロセスを永遠と重ねなければならなかった。でも、そこにきちんと時間をかけて進めていったから、バランスがとれた作品に仕上がったと思うんだ。最初は懸念していた友人たちも完成した作品を聴いて、喜んでくれたよ。

??話を訊いていると大変な部分もあった反面、制作プロセスを心から楽しんでいたようですが、今後もこう言った作品作りを続けて行きたいと思いますか?

ティム:もちろん。本当に楽しかったから、またミュージシャンともやりたいと思ってるし、僕にとって一番面白かったのは、アルバム制作期間中にレッスンを受け、練習することで制作を始めた頃と1年後アルバムが完成した時の自分のミュージシャン/ピアニストとしての技術と能力、そして音楽に対する理解に明らかな変化がみえたこと。その変化は、アルバムの曲からも明らかで、まるで制作プロセスを通じて旅をしているようだった。これまで作ってきた作品は、最初から最後までプロデューサーという役目は変わらず、多少の成長はあるものの、ミュージシャンシップが育成されるのとは異なるものだった。だからもっとその部分を磨いていきたいし、ピアノに関してもまだまだ学ぶことがたくさんあるから続けていきたいと思っているよ。

??それにピアノの先生をはじめ、他のミュージシャンと作業することによって視野や音楽の幅も自然とが広がっていきますもんね。

ティム:うん。同じコードでも演奏する人によって色々な感性やフレイヴァーがあるし、その人のインスピレーションやフィーリングからも表現が変わってくる。特にダンス・ミュージックを作っているプロデューサーは、ラップトップを使って1人で作業することが大半だから、こうやって広げていくことも大切だよね。もちろんそうすることによって、プロセスが難しくなって作業量が増えるけれど。小さなスタジオに籠って自分の好きなように音楽を作ることもいいけれど、そうすると成長できる可能性が狭まってしまうから、自発的に新たなアプローチをとっていくことは大切だと思うね。

??このアルバムの曲を生演奏で聴いてみるのも面白そうですが、ツアーをする予定などあるのですか?

ティム:是非やりたいんだよね!1stアルバムのリリース時…10年前ぐらいかな、その時はライブ・バンドとツアーしているんだよ。特にこのアルバムは、生演奏の要素が大きいから、そうするのに適した作品だと思うし。難しい挑戦にはなるだろうけど、やってみたいね。

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昔はよりアルバムが売れた方がいいと思ってたし、
より速く走れたほうがいいとも思ってた

??最近ディスクロージャーなどの若い世代が90年代のハウス・ミュージックに影響を受けた作品を作っていますが、その時代に活躍していたティムはこの現状をどんな風に捉えていますか?

ティム:1995年にIce Cream RecordsというUKガラージの作品をメインとしたレーベルを設立したんだけど、ディスクロージャーなんかは、そこからリリースしてた作品のYouTubeのリンクを自分SNSにアップしていたりしてて、すごくクレイジーだよ。僕の世代がディスコ・ミュージックやジャズに影響を受けていたのと同じ感覚なんだと思うね。自分の前の世代から影響を受けるというのは、自然なことだし、トレンドにもサイクルがあるから。ここ4~5年間で、アメリカでダブステップ、ブロステップ、EDMとかが大ブームになって、アグレシッヴでただうるさいだけだったり…個人的には心がまったく動かされない音楽だと思う。キッズが、エキサイトするのは納得出来るけど。特にメインストリームでは、デヴィッド・ゲッタやカルヴィン・ハリスなんかの“ポップな”路線もあって…あれは商業的で完璧に作られた“ポップ・ソング”でしかないよね。だからディスクロージャーやジェイムス・ブレイクだったり、“ソウル”があって、きちんとしたルーツを持つアーティストとはまた違う。

??中には、彼らのようなアーティストも活躍するようになってきたメインストリーム・カルチャーへの失望感は少し変わってきましたか?

ティム:う~ん、どうだろう。多少は変わってきたかもね。3年前ぐらいにアメリカで大ブームだった時よりはマシになった。当時は、その辺を歩くだけで、デヴィッド・ゲッタ、デッドマウス、スクリレックス、スティーヴ・アオキ一色で、「ハウス・ミュージックはどうなってしまうんだ!?」という危機感でいっぱいだった。もう一つ懸念していることは、アメリカで“ハウス・ミュージック”という名称がきちんと使われていないこと。たとえば、キッズがスウェディッシュ・ハウス・マフィアを聴いて、これがハウス・ミュージックなんだと思ってしまうことに対しては、違和感があるよね。だってあれは、ハウス・ミュージックじゃないし、シカゴやデトロイト・テクノ/ハウスでもない…。当時twitter上でも、DJ間でもそれに関して論争が勃発してた。
 とはいえ、シーンを2つに分ける役目も果たしてくれたからいい面もあったんじゃないかな。当時DJというだけでブッキングされたものの、ラインアップとして名前が並んだ時に統一感がなくて、浮いてるものもあった。今はメインストリームとアンダーグラウンドの境目が明らかだから、メインストリームのやつらは大きなスタジアムで演奏して、その他は小さなクラブだったりで演奏して、一体感が再び生まれた。音楽として深く掘り下げていって楽しむというよりは、エンターテインメントに近いから。でも今そういう音楽を作っている人たちが歳を重ねて、壮大なスケールのアンセム的な音楽を作るのに飽きた時、こっちにクロスオーヴァーにしてくるかもしれないから、ダンス・ミュージックを作る出発点としては有効なのかもね。

??なるほど。では話は変わって、東京マラソンを完走した感想は?

ティム:ハードだったけど、上手く行ったと思うよ。いい天気で、走るのには最高の陽気だった。前に一度走ってるから、銀座を出てビッグサイトへ向う、坂や橋がたくさんある最後の7kmぐらいがキツイのはわかってた。ずっと安定したペースで走れたし、タイムも自己ベストも更新したんだ。自分が設定してが目標時間には2分及ばなかったけど、楽しかったよ。

??走ることにも、音楽を作ることにも忍耐力が必要なので、その部分での繋がりもありますよね。

ティム:うん。集中力や忍耐力、後は向うゴールがあることはいいことだと思う。音楽、マラソン、空手…なんでもそうだけど、熱中できることを探しだし、自分のベストを尽くすのみだから。昔はよりアルバムが売れた方がいいと思ってたし、より速く走れたほうがいいとも思ってた。でも、それがすべてじゃない。それを理解するのには時間がかかったね。

??因みに走る時に音楽は聴きますか?

ティム:始めた頃は聴いてたけど、今は聴いてないね。特に長い距離を走る時は、頭をからっぽにして、瞑想する時間にしてるんだ。元々走り始めたのが、ツアーのせいで不規則な生活を送っていて、気分も落ち込んでいたからだった。走っている時の自分の鼓動、足音のリズムや息の音を聴くだけでリラックスできるから、ストレスを抱えてる時には良い治療法になるんだ。

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