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INSIDE THE #BBMAs~テイラー、1Dら豪華アーティストに全米大熱狂!【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】潜入レポート

2015 BBMAs

 現地時間で5月17日に開催された米ビルボードが主催する【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】。23回目を迎えた今年のアワードには、テイラー・スウィフトを筆頭にワン・ダイレクション、カニエ・ウェスト、マライア・キャリー、ジェニファー・ロペス、ヴァン・ヘイレンなど数えきれないほどの豪華アーティストが出演。司会には、昨年に引き続きラッパーのリュダクリス、そして現在全米で話題沸騰中の“口パク”バトル・ショー=『Lip Sync Battle』のコメンテーターを務めるモデルで、ジョン・レジェンドの妻でもあるクリッシー・ティーゲンが抜擢。

 ゼイン脱退後、4人になったワン・ダイレクションが出席する初のアワード、さらにテイラー・スウィフトの最新シングル「Bad Blood」のミュージック・ビデオ全世界プレミア上映、カニエ・ウェストによるパフォーマンスなど、兼ねてから大きな話題となっていたこのアワードにビルボードジャパン編集部も初めて参戦してきました!

 【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】が開催されたのは、世界最大級のホテルの一つ(敷地面積はなんと東京ドーム3個分!)として知られる米ラスベガス・MGMグランド・ホテル・アンド・カジノ。ホテルに到着すると、外壁のビルボードをはじめ、ロビーやホテル内が【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】一色に。ルームキーやドアノブにかける“DO NOT DISTURB”サインまでアワード仕様になっていました。

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 メイン会場となるのはホテルの中に位置し、約1.6万人のキャパを誇るMGMグランド・ガーデン・アリーナ。ここ15年間ほど、同会場で開催されています。チケットは一般販売されていて、ファンでも当日の授賞式の模様を観覧することが可能、少し高額だけど…これだけのアーティストが一度に観れると思うとお得かも?今年のアワードは20組以上のパフォーマンスがあり、リハーサルは本番3日前から行われていて、アワード前日に編集部が足を運んだ際にはエド・シーラン、そしてフォール・アウト・ボーイが絶賛リハ中でした。

 この夜<TAO>というクラブで行われた米ビルボード主催の前夜祭パーティーには、現在全米シングル・チャートにて6週連続1位を記録しているウィズ・カリファが出演。こちらもチケットを持っていれば入場可能で、午前1時からのセットだったにも関わらず、人気急上昇中のウィズによるパフォーマンスを一目見ようと大勢の観客がフロアを埋めていました。ウィズはダンサーを引き連れ、「Me and You Friends」や「Young, Wild & Free」などのヒット・チューンを次々とドロップ、凄まじい熱気と紙吹雪に包まれたクラブには、翌日の授賞式に出演した50セントなども遊びにきていました。

 編集部は、このパーティーの直前に、2013年12月からプラネット・ハリウッド・リゾート&カジノで行われているブリちゃんことブリトニー・スピアーズの常設公演【Britney: Piece Of Me】を鑑賞に。ラスベガス市による『ベスト・オブ・ラスベガス』で<ベスト・オーバーオール・ショー>に輝いたこともあり、会場は20~30代の女性客を中心に大賑わい。

 ロビーにはブリちゃんがミュージック・ビデオで着用した衣装なども展示されていて、グッズ・コーナーでは大ヒット・ナンバー「Gimme More」の“It's Britney, bitch.”を文字った“It's Vegas, bitch.”や翌日【ビルボード・ミュージック・アワード】で初TVパフォーマンスされたイギー・アゼリアとのコラボ・トラック「Pretty Girls」のアートワークTシャツも販売されていました。

 1時間半に及ぶショー全編の中では計7回ほどの衣装&セット・チェンジが行われ、シルク・ド・ソレイユばりのダンサーたちを従えたブリちゃんが20曲強の歴代ヒット曲を惜しみなく披露。男性客をステージに上げて“アレ”をしたり、日本の春を彷彿とさせる桜吹雪きなど、趣向を凝らした演出や2児の母になっても衰えないキュートな魅力に観客は釘付けに。この常設公演の大ヒットを受け、ブリちゃんは週に1億以上のギャラをもらってるとのこと!さすが全米を虜にした元祖ポップ・プリンセス、桁が違います。

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生テイラーや1Dにファン大熱狂!~レッド・カーペット編~

 いよいよ【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】当日。気温30度近くあるラスベガスの灼熱の太陽の下(昨年はもっと暑かったとのこと)、レッド・カーペットの準備が着々と進められて行きます。メディア関係者もアーティスト気分でレッド・カーペットを歩いたり、記念撮影をしたりしながら雰囲気を満喫。レッド・カーペットの入口と道を挟んだ歩道にはファンが鑑賞できるスペースもあり、朝早くから多くの人が詰め掛けていました。

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 そして15時を過ぎるとアーティストたちが続々とレッド・カーペットに到着。まず最初に登場したのは人気オーディション番組『Xファクター』のアメリカ版に出演していたフォーエヴァー・イン・ユア・マインドやVineで話題になったラップ・デュオ、ジャック&ジャックなど、これからブレイクが期待されティーン・グループ。初レッド・カーペットで緊張しながらも一生懸命インタビューに受け答え。アーティスト以外では、MGMグランドで常設公演行っているプロ・マジシャン、デイヴィッド・カッパーフィールドの姿も。

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 その後、チャーリーXCX、MAGIC!、フォール・アウト・ボーイ、エド・シーランやイマジン・ドラゴンズらが到着。『That's Christmas to Me 』が<トップ・アルバム賞>と<トップ・アルバム・アーティスト賞>にWノミネートされていたペンタトニックスのカースティは、残念ながら風邪の為レッド・カーペットに登場ならず。ペンタトニックスの男性陣はアワード本編で、ケリー・クラークソンのプレゼンターとして登壇していました。

 こういった場で特に気になるのは、アーティスト同士の交友関係。テイラーの華麗なる&濃い交友関係が明らかになる裏ではエド・シーランとホージアの癒し系が会うなりハグして、辺りを和みモードに。

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 今回日本から渡米し(?)、パフォーマンスを披露したヴァン・へイレンのフロントマン、デイヴィッド・リー・ロスがお茶目な行動でメディア関係者を笑わせる(困惑させる)横では、カルト的人気を誇る映画『ブレックファスト・クラブ』のテーマ曲「ドント・ユー?」で会場を沸かせたシンプル・マインズのヴォーカリスト、ジム・カーが微笑みながらインタビューに対応。

 ブリトニーとのコラボ・トラック「Pretty Girls」をTV初披露したイギー・アゼリアは、曲の世界観に合わせて髪をピンクにディップダイ。ボーイフレンドでNBA選手のニック・ヤングとともに仲睦まじく取材に答えていました。イギーのお尻のラインが強調されたドレスに引けを取らない 美尻(思わず撮ってしまいしました…)と美貌で視線を集めたのは、彼女と「Booty」でお尻コラボしたジェニファー・ロペス。天下のJLo様がインタビューを受けていると、なぜか50セントが絡みにいくという場面も。

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 授賞式の開始時間に近づくと、滑り込みで大物アーティストたちが次々と登場。周りのプレス関係者も、今か、今かとしびれを切らしていると、一際大きなファンの歓声が上がり、遂にワン・ダイレクションが到着。ゼイン脱退後、初のレッド・カーペットとなるボーイズの姿を一目見ようと集まった大勢のファンの声援を浴びながら、短い時間ながらもにこやかにファン・サービスを行い、カメラマンの要望に応えていました。

 その直後に、今年のアワードの主役となったテイラー・スウィフトがレッド・カーペットに。スラリとしたスタイルをより際立たせる白いパンツドレスを纏い、凛とした表情で報道陣の前に立つテイラーの姿は、リハーサルをすっぽかしたことで話題になった天下のディーヴァ、マライア・キャリーをも喰ってしまいそう。ヘイリー・スタインフェルド、ゼンデイヤ、リリー・オルドリッジ、マーサ・ハントらとも一緒にフォト・セッションを行い、この日一番華やかなエントランスを飾ってました。

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テイラー強し、サム・スミスの最高な“スピーチ”、
さすがカニエ、気なる1Dの新作は?~アワード本編その①~

Bad Blood
▲ 「Bad Blood」MV / Taylor Swift

 午後5時になると授賞式の生中継がスタート。急いでプレスルームへ向うと、本日の一発目の目玉、テイラーのニュー・シングル「Bad Blood」のミュージック・ビデオの全世界プレミア上映が開始。スタントマン無し(!)で行われたテイラー渾身のアクション・シーンの数々に、皆さん仕事を忘れて夢中でした。

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 この日最初のカテゴリーはマルーン5や5SOSがノミネートされていた<トップ・デュオ/グループ賞>。受賞者ワン・ダイレクションの名をチャーリーXCXとリリー・アルドリッチが発表すると大歓声の中、4人が登壇。「この賞を分かち合いたい人がもう一人いるんだ。それは僕らの“ブラザー”ゼインだよ。」というファンにとってグッとくる言葉でリアムがスピーチを締めくくると、少し感傷的な気分に。

 続いて<トップ・アルバム賞>をテイラーの『1989』が受賞。恋仲が噂になっているカルヴィン・ハリスと熱~いハグを交わす姿には会場騒然!

 その頃プレスルームには、メディアとのQ&Aのために「Panama」のパフォーマンスを終えたばかりのヴァン・へイレンのフロントマン、デイヴィッド・リー・ロスが登場。新作やツアーなど今後の活動について訊かれると、現在日本在住で、東京ドーム公演には自転車で向かったという珍エピソードを披露。
 「ツアーの周期は3年半ぐらいだな。ジェームス・ボンドの映画と一緒。アラームをかけといてもいいぐらいさ。でもそのうち“あれ、この前来てたばっかりじゃなかったっけ?”って言われるようになる。それって絶対に聞きたくない言葉だよな。まるでジョニー・デップが出てるパイレーツ・シリーズの3作目みたいさ。」とデイヴィッド・リー・ロス節が炸裂。記者からの質問が無くなると「質問がなくても、俺はずっと喋ってられるぞ!」と言い放ち、プレスルームを爆笑の渦に。

 全米8週連続1位を記録した「オール・アバウト・ザット・ベース~わたしのぽちゃティブ宣言!」で<トップ・ソング賞>を受賞し、嬉しさのあまり涙しながらスピーチを行ったメーガン・トレイナーは、ジョン・レジェンドとともに「Like I'm Gonna Lose You」をTV初披露。ジョンの妻クリッシー・ティーゲンですらジェラシーを感じてしまう、息の合ったパフォーマンスに観客はウットリ。
 アワード後半で、ジョンがクリッシーへ捧げたスウィートなラヴ・ソング「All of Me」が<トップ・ラジオ・ソング賞>を受賞すると、ジョンがステージ上からクリッシーへの愛を包み隠さず伝え、ラブラブぶりを見せつけていました。

 続いてプレスルームにやってきたのは最新アルバム『シャター・ミー』が<トップ・ダンス/エレクトロニック・アルバム賞>を受賞したリンジー・スターリング。スクリレックスやカルヴィン・ハリスなどの強豪がノミネートされていたカテゴリーで受賞したことに「彼らと同じカテゴリーにノミネートされてすごく嬉しい!私にとってこのカテゴリーで受賞出来たのはとても意味があることなの。」と喜びをあらわに。さらにはウィズ・カリファとチャーリー・プースとともに行った「See You Again」のパフォーマンスについて、「連絡を受けたのは本当に直前だった。でも、ビルボードのアワードだもん、絶対に出なきゃ!って思ったわ。」と興奮気味に話していました。

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 この日のベスト・スピーチ賞は、間違いなく<トップ男性アーティスト賞>を受賞したサム・スミス。当初パフォーマンスを披露することが予定されていたものの、5月に声帯を痛め、来日公演を始めとするすべての活動のキャンセルを余儀なくされたサム。その為、声を出すことができず、紙芝居風に“スピーチ”。友人のテイラー、エド・シーランやニッキー・ミナージュにも言及し、笑いをとりつつも、支えてくれるファンへ心からの感謝を表し、サムの謙虚で誠実な人柄が伝わってきました。

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    さすがカニエ、気なる1Dの新作は?~アワード本編その②~
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テイラー強し、サム・スミスの最高な“スピーチ”、
さすがカニエ、気なる1Dの新作は?~アワード本編その②~

 その<トップ男性アーティスト賞>のプレゼンターを務めたセリーヌ・ディオンもプレスルームに登場。体にフィットしたモスグリーンのレザードレスをセクシーに着こなし、47歳とは思えない抜群のスタイルを披露。2003年からシーザーズ・パレスで常設公演を行っているセリーヌにとってラスベガスは所縁の深い場所。
 ブリトニー、マライアに続き、先日ジェニファー・ロペスの常設公演が発表されたことについて「ラスベガスは、ショービジネスの中心になりつつある。」と話し、癌の摘出手術を受けた夫の看病のため昨年8月から自身の公演を延期していたが、今年8月からカムバックすることを発表。「日付も決まってて、8月27日になるわ。もしその日会場に観客が1人だとしたら、それは私の夫。彼のためにパフォーマンスするつもり。」と意気込みを語り、ショーの内容も少し変更するとのことでした。

 そして遂にワン・ダイレクションの4人もバックステージに現れ、米ビルボード誌のインタビューとフォトシュート写真はこちら)に応じ、ここ数週間アメリカで曲作り&レコーディングを行っていることを明らかに。リアムによると作業は順調に進んでいるそうなので、完成を楽しみに待ちましょう!

 続いてやってきたのは全米・全英でロング・ヒットを飛ばしている「Take Me To Church」を披露し、<トップ・ロック・アーティスト賞>と<トップ・ロック・ソング賞>を受賞したホージア。190cm以上の長身に精悍な顔立ち、そしてシャイな感じに女性陣はメロメロに。秋までビッシリとツアー・スケジュールが埋まっている中、今後の予定を問われると、「サイド・プロジェクトをやってみたい。」と気になる発言が…。

Nobody Love
▲ 「Nobody Love (Live at #BBMAs)」 / Tori Kelly

 数あるパフォーマンスの中でも特に好評だったのは、今後期待されるアーティストとして「Nobody Love」を披露したトーリ・ケリー。天に昇るようなパワフルなヴォーカルとアコースティック・ギター1本のみで、会場を魅了。彼女がとあるコーヒーショップで行ったパフォーマンスを観たスクーター・ブラウンが一目惚れしたのも納得の実力が感じられました。

 そしてアワードのラストを飾ったのは、カニエ・ウェストによる「All Day」と「Black Skinhead」のパフォーマンス。プレゼンターのケンダル&カイリー・ジェナー姉妹がブーイングされる、予想以上に詞に検閲がかかる、演出上カニエがまったく見えないなど色々と物議を醸し、今回はステージ上に乱入しなかったものの、最後に全部持って行ってしまったのは、やはりカニエ!?

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 テイラー・スウィフトが<トップ・アーティスト賞>を含む年最多の8冠に輝き、TV中継が終わると、フォトルームの入り口がザワザワしだし、テイラー本人が“降臨”。自身の受賞最高記録更新ならずでしたが、受賞の興奮を隠しきれず、とにかくハイテンション。最初は8つのトロフィーを巧くバランス出来ず、カメラマン勢から笑いを誘いつつも、コツを掴むと、表情をキメ、バシッと撮影に望んでいました。

 14年間で最高の全米1110万人が視聴したことが先日発表されたばかりの【2015 ビルボード・ミュージック・アワード】の模様は、ここ日本でも海外ドラマ専門チャンネルAXNにて6月6日に独占放映されるのでお見逃しなく!

 因みに、アワード後にテイラーは、親友のエド・シーランとともにアフターパーティーを主催。カルヴィン・ハリスをはじめ、ワン・ダイレクションのナイル・ホーランとルイ・トムリンソン、イマジン・ドラゴンズ、ヘイリー・スタインフェルド、トーリ・ケリーなどが参加した、その気になる模様はこの日ノートルダム大学を卒業したばかりのテイラーの弟オースティンのSNSからCHECKできますよ。

テイラー・スウィフト「1989-ツアー・エディション」

1989-ツアー・エディション

2015/04/29 RELEASE
POCS-24905 ¥ 4,675(税込)

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