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2021/03/06

ジャスティン・ビーバーが3/19に新AL、ポケモン25周年記念AL参加アーティストは、カントリーALとして初の快挙達成:今週の洋楽まとめニュース

 今週の洋楽まとめニュースは、ジャスティン・ビーバーに関する話題から。現地時間2021年2月26日、ジャスティンが、6thアルバム『ジャスティス』を3月19日にリリースすることを発表した。【グラミー賞】にノミネートされている2020年の『チェンジズ』に次ぐ新作には、チャンス・ザ・ラッパーとのコラボ曲「HOLY」、ベニー・ブランコをフィーチャーした「Lonely」、そして今年元旦にリリースした「Anyone」など、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”にて現在もTOP40入りしている楽曲が収録される。ジャスティンは、発表に伴い「この壊れた惑星において間違ったことが数多く起こっている時に、我々は人類のために癒しと正義を切望している」と声明で述べており、「音楽は、他人に共感し、繋がりを感じる方法になり得ます。音楽を作ることで、不公平を解決できるほど単純ではないことは承知ですが、我々全員が授かった贈り物をこの惑星とお互いのために使うことができれば、団結への近道になると思います」とも綴っている。

ジャスティン・ビーバー、ニュー・アルバム『ジャスティス』を3/19にリリース

 2月27日のポケモン・デーに開催されたポスト・マローンのヴァーチャル・コンサートの直後、ポケモンの25周年を記念したアルバム『Pokémon 25: The Album』が今秋リリースされることが発表された。ポケモンは、今後1年間を通じてフランチャイズの25周年を祝うために、ユニバーサル・ミュージック・グループとタッグを組み、同社のアーティストをフィーチャーした音楽プログラム【P25 Music】を行うことが明らかになっており、この一環として発売される『Pokémon 25: The Album』には、ポスト・マローンをはじめ、ケイティ・ペリー、J.バルヴィンなどユニバーサル・ミュージック・グループのアーティスト11組による楽曲が全14曲収録される。また今後、ケイティ・ペリー、J.バルヴィンともう一組のサプライズ・アーティストが、ポケモン・フランチャイズにインスパイアされた楽曲をミュージック・ビデオとグッズ・コレクションとともに発表される。

ケイティ・ペリー/ポスト・マローン/J.バルヴィン、ポケモン25周年記念アルバムに参加決定

 3月3日、米ビルボードが、2020年8月1日からFacebookが全米で開始している公式ミュージック・ビデオ・ストリーミングの再生数を、米ビルボードのソング・チャート“Hot 100”、アルバム・チャート“Billboard 200”、アーティスト・チャート“Artist 100”、グローバル・チャート“Billboard Global 200”など、ストリーミング・データが含まれているチャートに組み入れる方針をに明らかにした。変更は、3月12日~18日のセールスとストリーミングが反映される3月27日付のチャートからだ。カウントされるのは公式ビデオだけで、ユーザーが投稿したコンテンツ(UGC)は除外される。FacebookのMV再生数は、広告支援型オンデマンド・ストリーミングとしてカウントされ、米国内のデータのみ反映される。MRCデータのMusic Connectプラットフォームでは、FacebookのMVはオンデマンド・ビデオの合計に反映され、3月5日のアクティビティーから公開される。

米ビルボード、Facebookで公開されている公式MVを3/27付からチャート反映へ

 さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、オリヴィア・ロドリゴの「drivers license」が7週目の首位をキープした。1位に初登場した曲が7週以上首位を獲得したのは歴代7曲目で、自身が唯一クレジットされている初の首位獲得曲としても最長記録となる。また、先週5位にランクダウンしたカーディ・Bの「Up」は、初登場(2月20日)の2位に最高位復帰した。そして、先週8位にランクインしていたクリス・ブラウン&ヤング・サグの「ゴー・クレイジー」は、2月19日にリリースされたフューチャー、リル・ダーク、ムラート参加のリミックス効果を受け、今週3位に最高位を更新した。週間再生数は74%増加の1,320万回を記録して、ストリーミング・チャートで50位から12位に上昇。ラジオの週間オンエア数は7,760万回を記録して、エアプレイ・チャートでは7週目の首位をキープした。クリス・ブラウンのTOP3入りは、2008年に最高位2位を記録した「フォーエバー」以来約13年ぶりで、ヤング・サグはゲストとして参加したトラヴィス・スコット「フランチャイズfeat.ヤング・サグ&M.I.A.」(2020年)以来約4か月ぶり、リード・アーティストとしては初のランクインとなる。

【米ビルボード・ソング・チャート】オリヴィア・ロドリゴ7週連続首位、クリス・ブラウン&ヤング・サグ3位へ上昇

 そしてアルバム・チャートでは、モーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が初登場から7週連続の首位をキープした。前週から若干数減少したが、ほぼ横ばいの89,000ユニットを記録して7週目の1位を獲得。ユニットの内訳、80,000がアルバム・ストリーミング(SEA)で、週間再生数は1億1079万回を記録。週間ストリーミングも7週連続で1億回を突破する快挙を達成した。一方、アルバム・セールスは31%減少の7,000まで下降している。Billboard 200史上、カントリー・アルバムが初登場から7週連続で首位をキープしたのは本作が初の記録となる。また、カントリーを含む全てのジャンルで初登場から7週以上首位を獲得したのは、2016年5月21日から7月16日までの9週(通算記録は13週) を記録した、ドレイクの『ヴューズ』以来約5年ぶりとなった。そして、パッケージや価格帯が異なるエッセンシャル・エディションを同2月19日にリリースしたBTSの『BE』が、その効果を受けて254%増加の36,000ユニットを獲得し、先週の74位から7位にTOP10復帰を果たしている。

【米ビルボード・アルバム・チャート】モーガン・ウォレン7週連続首位、BTS『BE』が7位へ急上昇

 

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