Billboard JAPAN


NEWS

2020/07/21

【米ビルボード・ソング・チャート】ダベイビー&ロディ・リッチ6週目の首位、故ジュース・ワールドTOP10に5曲ランクイン

 ダベイビーの「ロックスターfeat.ロディ・リッチ」が6週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートでも、それぞれ6週目の1位をキープした「ロックスター」。とはいえ、前週から8%ほど視聴回数を落とし、ストリーミング・ソング・チャートでは1位から2位に下降。売り上げも16%減の11,000ダウンロードまで低下し、デジタル・ソング・セールス・チャートでも2位から3位にランクダウンした。一方、エアプレイ・チャートでは前週から9%増加の5,900万回にオンエア数を伸ばし、5位から3位にTOP3入りを果たしている。

 惜しくもNo.1デビューには届かなかったが、2位には故ジュース・ワールドの「Come & Go with マシュメロ」が初登場。初週3,640万再生を記録し、ストリーミング・ソング・チャートでは「ロックスター」に代わりNo.1デビューを果たした。同チャートでの首位獲得は、「ルシッド・ドリームス」(2018年)、「バンディットfeat.ヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲイン」(2019年)に続く3曲目。ゲストのマシュメロは、初のNo.1獲得となる。ヒップホップの枠を超えてヒットした同曲は、ロック&オルタナティブ・ソング・チャート、オルタナティブ・ソング・チャートの両チャートでも首位に初登場し、両者にとって初のNo.1をマークした。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、初週12,000ダウンロードを記録して2位にデビューしている。

 「Come & Go」の他、5位に「Wishing Well」、7位に「Conversations」、9位に前週の74位からジャンプアップした「Life's a Mess with ホールジー」、そして10位に「Hate the Other Side with マシュメロ feat.ポロ・G&ザ・キッド・ラロイ」の計5曲をランクインさせ、100位内には17タイトルが初登場、リエントリーしている。これらの曲が収録されたアルバム『レジェンズ・ネヴァー・ダイは、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で、2020年度最大の週間ユニット(497,000)を記録し、No.1デビューを飾った。

今週チャートインしたジュース・ワールドの楽曲
2位「Come & Go with マシュメロ」
5位「Wishing Well」
7位「Conversations」
9位「Life's a Mess with ホールジー」
10位「Hate the Other Side with マシュメロ feat.ポロ・G&ザ・キッド・ラロイ」
12位「Blood on My Jeans」
14位「Titanic」
15位「Righteous」
16位「Bad Energy」
34位「Stay High」
35位「Fighting Demons」
38位「Tell Me U Luv Me with トリッピー・レッド」
42位「Up Up and Away」
46位「Screw Juice」
47位「I Want It」
50位「Can't Die」
51位「Man of the Year」

 TOP10に5曲以上ランクインさせたアーティストは、ビートルズ(1964年4月4日~11日付チャート)、ドレイク(2018年7月14日付チャート)に続く歴代3組目。その際、ビートルズは1位から5位までを独占し、ドレイクは7曲を同時ランクインさせるという偉業をそれぞれ達成している。TOP10に初登場したタイトル数としては、前述のドレイク、2018年10月13日付チャートでリル・ウェインがランクインした同4曲と並ぶ、歴代最多タイ記録を打ち出した。

 ジュース・ワールドは、これでTOP10のランクイン数を8曲に更新。これまでの最高位は、前述の「ルシッド・ドリームス」が獲得した2位で、それを上回る記録更新とはならなかったが、同2位に2曲目のタイトルを追加したことになる。「Come & Go」でコラボレーションしたマシュメロも、「ハピアー with バスティル」(2018年)が獲得した2位と並ぶ自己最高位、2曲目のTOP10入りを果たしている。「Life's a Mess」で共演したホールジーは6曲目、「Hate the Other Side」にフィーチャーされているポロ・Gとザ・キッド・ラロイは、それぞれ初のTOP10入り。

 なお、1位のダベイビーとジュース・ワールドは同じ<インタースコープ・レコード>の所属で、同レーベルからはTOP10に6曲がランクインしたことになる。<リパブリック・レコード>が同6曲をランクインさせた2019年9月21日付チャート以来の記録で、過去最多記録は、前述の2018年7月14日付チャートで、同レーベル所属のドレイクが達成した7曲となっている。

 先週に引き続き、ジャック・ハーロウの「ホワッツ・ポッピン」は3位をキープし、ザ・ウィークエンドの「ブラインディング・ライツ」は2位から4位に再びダウンした。Hot 100での順位は落ちたが、「ブラインディング・ライツ」はこれでエアプレイ・チャートでの首位獲得週を15週に更新し、歴代単独3位に首位獲得週を更新している。

エアプレイ・チャート首位獲得記録
18週 グー・グー・ドールズ「アイリス」(1998年)
16週 ノー・ダウト「ドント・スピーク」(1996年)
16週 マライア・キャリー「ウィ・ビロング・トゥゲザー」(2005年)
16週 マルーン5「ガールズ・ライク・ユーfeat. カーディ・B」(2018年)
15週 ザ・ウィークエンド「ブラインディング・ライツ」(2020年)
14週 セリーヌ・ディオン「ビコーズ・ユー・ラヴド・ミー」(1996年)
14週 アリシア・キーズ「ノー・ワン」(2007年)
14週 パニック・アット・ザ・ディスコ「ハイ・ホープス」(2018年)

 また、R&Bソング・チャートでも18週目の首位獲得という凄まじい記録を更新した。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは7月24日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ロックスター」ダベイビーfeat.ロディ・リッチ
2位「Come & Go」ジュース・ワールド with マシュメロ
3位「ホワッツ・ポッピン」ジャック・ハーロウfeat.ダベイビー、リル・ウェイン、トーリー・レインズ
4位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
5位「Wishing Well」ジュース・ワールド
6位「サヴェージ」ミーガン・ジー・スタリオンfeat.ビヨンセ
7位「Conversations」ジュース・ワールド
8位「ローゼズ」セイント・ジョン
9位「Life's a Mess」ジュース・ワールド with ホールジー
10位「Hate the Other Side」ジュース・ワールド with マシュメロ feat.ポロ・G&ザ・キッド・ラロイ

ダベイビー その他の画像・最新情報へ

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    【ビルボード】Travis Japan「T.G.I. Friday Night」大差でDLソング首位、to HEROesが2位に続く

  2. 2

    <ライブレポート>King Gnu、現代ロックバンドの“王”たる所以を体現した5大ドームツアー【THE GREATEST UNKNOWN】東京公演

  3. 3

    <ライブレポート>SUM 41/ゼブラヘッド/スイサイダル・テンデンシーズら出演【PUNKSPRING 2024】3/16まとめレポ

  4. 4

    <ライブレポート>ジャネット・ジャクソン、圧巻の歌とダンスで余すことなくキャリアを綴った5年振り来日公演【TOGETHER AGAIN】

  5. 5

    【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」総合連続首位記録9週で歴代2位へ、Travis Japan/ZEROBASEONEが続く

HOT IMAGES

注目の画像