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2020/07/09

2020年の【ロックの殿堂】入り式典イベントが中止に、TV特番放送を発表

 現地時間2020年7月8日、2020年の【ロックの殿堂】入り式典イベントの開催が新型コロナウイルスのパンデミックを理由に中止となり、TV特番で今年殿堂入りするアーティストたちに敬意を払うことがロックの殿堂財団によって発表された。

 今年は、デペッシュ・モード、ドゥービー・ブラザーズ、ホイットニー・ヒューストン、ナイン・インチ・ネイルズ、ノートリアス・B.I.G.、T・レックスの6組が、殿堂入りすることが発表されている。また、ジャーナリストから音楽マネージャーに転身し、長年ブルース・スプリングスティーンのマネジャーを務めるジョン・ランダウ、イーグルス初期からマネージャーを務めるアーヴィング・エイゾフに、特別賞<アーメット・アーティガン賞>が授与される。

 特番は、今年の殿堂入りアーティストが発表された約10か月となる、現地時間11月7日より米HBOとその配信サービスHBO Maxにて視聴が可能となる。

 35回目となる【ロックの殿堂】入り式典イベントは、今年5月2日に予定されていたが、3月以降新型コロナウイルスの感染が拡大したため、11月7日へ延期になっていた。今回のイベント中止の発表を受けて、Ticketmasterでのチケット購入者には自動で返金が行われる。

 ロックの殿堂財団の会長を務めるジョン・サイクスは、「殿堂入りアーティスト、彼らの家族、クルーと観客の健康と安全を守るため、予定されていた生イベントの開催は不可能であるという決断に達しました」と述べ、「HBOとエグゼクティブ・プロデューサーのジョエル・ガレンとともに、2020年の殿堂入りアーティストの音楽への素晴らしい貢献とのちの世代のアーティストたちへ与えた影響の物語を語ることで、彼らに敬意を表する、エキサイティングな番組を制作する予定です」と説明している。

 米オハイオ州クリーヴランドのロックの殿堂博物館は現在営業中で、8月14日に今年の殿堂入りアーティストの展示をオープンする予定だ。