アクセル・ローズ/ピンク/アダム・ランバートなど、トランプ米大統領をSNSで痛烈批判

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2020/06/02

　黒人への人種差別に抗議する集会が全米各地で実施された先週末、多くの有名人がドナルド・トランプ米大統領の対応やTwitterで発信しているメッセージに対する怒りを表明した。

　トランプ氏は、暴徒化する抗議デモを鎮圧するために武力行使も辞さないなどとツイートしたが、5月29日の夜にホワイトハウス前でデモが激化した際、大統領一家が地下壕に避難したと伝えられた。以前よりトランプ氏を批判してきたピンクは、彼が31日に「LAW & ORDER！」(法と秩序)とだけ投稿したツイートを引用リツイートする形で、「あんたは小心者だし、人種差別主義者だし、これまでの人生で試みたあらゆることと一緒で完全なる出来損ないだ。11月にあんたを選挙で落とすのが待ち遠しいよ。“弱虫地下壕”にいながら結果を知るかもしれないね」と辛辣に非難した。

　シンガーのアダム・ランバートは、自身がインスタグラムに投稿した“激怒する権利”を擁護するメッセージに寄せられた罵詈雑言に対し、“一握りの無知で右翼で無神経なコメント”にがくぜんとしたと綴り、「あとさ。トランプは完全なるお笑い草だ。F―k him (くたばればいい)。みんながどの政党を支持しようがどうでもいいけど、あの男はリーダーなんかじゃない、あいつは不利益になる存在で、嘘つきで、この国の国旗の癌だ」と大統領をこき下ろした。

　また、抗議デモが始まってから5日間も国民に向けてメッセージを発信しなかったトランプ氏が、大手メディアを“マスゴミ”(lamestream media)呼ばわりしたことに激怒したガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズも、「全力を尽くして憎悪と無秩序を煽ってんのは“マスゴミ”じゃなくてお前だろ！お前がやっていることが分かって、お前がフェイク・ニュースそのものだってことと、病んだ計略を持った心底悪くて不快でお粗末な人間だってことさえ分かっていれば、こっちはお前なんかを超えて、どんなことをしてでもより良い、強力な未来に向かうことができる！」とツイートした。以前よりトランプ大統領に批判的な立場を貫いてきたアクセルは、先日もホワイトハウスのスティーブ・ムニューシン財務長官を“ケツの穴”とTwitterで切り捨てた。

　米テレビ番組『Law & Order: 性犯罪特捜班』に主演しているラッパーのアイス・Ｔも、大統領の「LAW & ORDER！」ツイートを、「このMF(マザファッカ)……」と呆れているコメントをつけてリツイートし、俳優のジョシュ・ギャッドも、「僕らの国は泣いていると同時に燃えている。そして大統領は9/11から使われたことがなかったファッキン地下壕からツイートしている。こんなクソみたいなこともうたくさんだ。もううんざりだよ。大人の誰かがあいつを(大統領職から)エスコートして差し上げて、ファッキン・リーダシップを発揮してくれないかな？」と投稿した。