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2020/02/09

アカデミー賞発表目前、主演女優の名演と劇中音楽に注目の今春公開作を紹介

【第92回アカデミー賞授賞式】が日本時間2020年2月10日に行われる。『パラサイト 半地下の家族』や『ジョジョ・ラビット』など、現在公開中の映画も多くノミネートされているが、劇場の環境でこそ堪能して欲しい、音楽に注目の今春公開作をご紹介しよう。

◎『ジュディ 虹の彼方に』(3月6日公開)
『シカゴ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズで知られるレネー・ゼルウィガーが、徹底した役作りによって、【英国アカデミー賞】や【ゴールデン・グローブ賞】など、世界の映画賞で<主演女優賞>を総なめ。レネーは映画『オズの魔法使』(1939)で17歳にして一躍スターダムを駆け上がり、その波瀾万丈の人生と圧倒的なステージパフォーマンスで、伝説のミュージカル女優として知られるジュディ・ガーランドを演じている。以前よりジュディの大ファンだったというレネーは、リハーサルの1年前からトレーニングを重ね、劇中歌を自ら全曲歌唱。2月下旬には、5度目の来日を果たすことも発表されている。レネーは『コールド マウンテン』で<助演女優賞>を獲得してはいるものの、<主演女優賞>にはこれまで惜しくも手は届いていなかった。今回は悲願の主演女優賞を手にし、堂々の来日となるかに注目が集まっている。

◎『ハリエット』(3月27日公開)
2本目に紹介するのは、舞台を中心に輝かしい功績を持つシンシア・エリヴォがタイトルロールを演じる『ハリエット』。シンシアは、2011年に舞台『天使にラブソングを』の英国ツアーで主演を務めて注目を浴び、2016年には【第70回トニー賞】で<最優秀主演女優賞>を獲得した。彼女が演じるハリエット・タブマンは、生涯で800人以上の奴隷解放を手助けし、アフリカ系アメリカ人女性として初めて新20ドル紙幣に採用された英雄。1月中旬に開催されたコンサート【シンシア・エリヴォ ミュージカル・コンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬】では、本作で披露する主題歌「Stand Up」を披露し、観客の涙を誘った。ハリエットの魂の叫びを歌う彼女の叫びに心震える。

◎『ポップスター』(4月7日公開)
最後に紹介するのは、シーアが楽曲提供し、ナタリー・ポートマンが主演を務める『ポップスター』。シーアは本作でエグゼクティブ・プロデューサーとしても参加している。銃乱射事件から生還した主人公セレステ(ナタリー・ポートマン)は、姉と作った追悼曲の大ヒットで一躍スターダムに駆け上がる。しかし、度重なるスキャンダルで活動休止していた彼女は、再起をかけてカムバックツアーに挑戦。ナタリーはオスカーで<主演女優賞>を受賞した『ブラック・スワン』を彷彿とさせる名演を披露し、華やかなステージの光と闇、そして過去のトラウマにさいなまれる様子を体現している。


◎公開情報
『ジュディ 虹の彼方に』
監督:ルパート・グールド
出演:レネー・ゼルウィガー、フィン・ウィットロック、ルーファス・シーウェル、ジェシー・バックリー、マイケル・ガンボンほか
(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019

『ハリエット』
監督:ケイシー・レモンズ
出演:シンシア・エリヴォ、レスリー・オドムJr.、ジョー・アルウィン、ジャネール・モネイほか

『ポップスター』
監督:ブラディ・コーベット
出演:ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ラフィー・キャシディ、ステイシー・マーティンほか


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