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2019/12/31

【紅白】披露、『アナ雪2』の世界感を引っ張る名曲「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」をおさらい

 【第70回NHK紅白歌合戦】の特別企画『Disney Cinema Medley 2019』で、今年国内外で大ヒットを記録した『アラジン』、『トイ・ストーリー4』そして『アナと雪の女王2』からそれぞれ代表的な楽曲がメドレーで披露される。

 日本中に“Let It Go”の歌声が溢れ、世代を超え、世界中で社会現象を巻き起こしたディズニーの金字塔『アナと雪の女王』。世界中が待ちわびた最新作『アナと雪の女王2』が待望の公開を迎え、初週末3日間の興行収入は19億4205万円、さらに観客動員は145万人という驚異的な数字を叩き出し、ディズニー・アニメーション史上歴代No.1オープニングという歴史に名を残すロケットスタートを切った。公開17日間の興収は60億円を超え、ディズニー・アニメーション、ピクサー・アニメーション全タイトルの中で史上最短となる記録を樹立。そして公開から約1か月が経った12月25日までの興行収入は86億円、動員は674万人を突破し、“アナ雪現象“はまだまだその勢いとどまることを知らない。

 『Disney Cinema Medley 2019』と題した【紅白】の特別企画で、『アナと雪の女王2』からは、日本版エンドソングアーティストの中元みずきが本作のメイン楽曲「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」を歌う予定となっている。この、「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」という曲は、劇中どんな場面で披露される楽曲なのか改めておさらいをしてみる。

 前作『アナと雪の女王』では、「レット・イット・ゴー~ありのままで~」のなかで、エルサが、それまで抑え込もうとしていた自身の力を解き放ち、ありのままの姿で生きていく決意をする姿が描かれ、次第に活き活きとした姿となるエルサに感動した人も少なくないはずだ。そして本作では、エルサとアナ、オラフらが平穏を取り戻し幸せに暮らしている場面から物語が始まる。このまま、幸せな暮らしが変わらずにずっと続けばいいと誰しもが思っていた矢先、エルサにだけ“不思議な歌声”が聞こえ始める――。そんな漠然とした不安や、嫌な予感が漂う中、エルサが歌い始める楽曲が「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」という楽曲だ。

 <空耳よきっと 騙されるはずがない 聞く気はないわ>と、その歌声を拒絶するエルサは、<愛する人たちはここにいるの 危険を冒すことは二度としないわ>と、やっと手に入れたアナや仲間たちとの暮らしを壊したくはない、という思いをにじませる。だが、次第に<どうして 呼び続けてるの? あなたは私に似た誰かなの?>と、その歌声に惹かれる気持ちも見え隠れする。触れた物を凍らせる力をもって生まれ、他人と違う人生を歩んできたエルサが、常に感じてきた違和感にその歌声が呼応するように、エルサの気持ちを揺さぶり始め、その歌声に応えたい、心のままにその歌声のする方へ歩んでいきたいと思い始めるエルサが<みんなと違うと感じてきたの だから心が望むの 道の旅へ 踏み出せと>と、大きな一歩を踏み出す決意をするその気持ちが表された楽曲なのだ。

 「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」は、そんな今悩みを抱え、一歩踏み出せないでいるすべての人の背中を押してくれるような楽曲。多くの人々の心を後押ししてくれるに違いない。年越しを間近に控えた今、多くの人々が来年新たな一歩を踏み出すきっかけにもなるのではないだろうか。【紅白歌合戦】で披露されるこの「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」に是非注目をしてほしい。また、劇場でまだ観ていない方は、この「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」で表現されたエルサの新たな旅立ちをこの機会に見届けてはどうだろうか?


◎公開情報
『アナと雪の女王2』
現在公開中
監督:クリス・バック/ジェニファー・リー
声の出演:松たか子(エルサ)、神田沙也加(アナ)、武内駿輔(オラフ)、原慎一郎(クリストフ)ほか
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