2019/04/13
日向坂46が単独デビューし、シングル「キュン」が好調だ。発売週である先週のHot100で1位、2週目の今週は2位となっている(【表1】)。
日向坂46はもともと「けやき坂46」という名で、欅坂46のサブグループという扱いだった。欅坂の46のシングルのカップリングに楽曲は収められていたが、今回改名し、主役として初のリリースとなったのがこの曲である。ここで気になるのが、彼女たちがどの程度売れ続けるかということ。
欅坂46は、他のガールズグループと比較しても、楽曲が長く売れ続けるタイプだ。2016年のデビュー曲「サイレントマジョリティー」の動きを見れば顕著だろう(【表2】)。発売週で首位になった後、5週連続でトップ5をキープしている。CDの売上、ダウンロード、ストリーミングといずれもバランスがいいし、動画の再生数も圧倒的な強さを見せた。このバランスの良さが、ロングセールスとなった理由でもある。
一方、日向坂46の「キュン」は、動画の再生数が今ひとつ伸び悩んでいること以外、CD、ダウンロード、ストリーミングいずれも好調だ。初週以降は一気に下降するアイドルが多い中、かなり優秀だといえるだろう。もちろん、この後のプロモーションやメディアでの露出などによっても変わってくるだろうが、踏ん張って長く売り続ければ、セカンド・シングル以降のリリースにもつながっていくはず。ぜひ今後の展開に注目してもらいたい。Text:栗本斉
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