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【かわさきジャズ2017】J-POPと世界の間に“橋を架ける”シェネル、日本デビュー10周年ステージで見せた真骨頂

  • シェネル「【かわさきジャズ2017】J-POPと世界の間に“橋を架ける”シェネル、日本デビュー10周年ステージで見せた真骨頂」1枚目/2
  • シェネル「」2枚目/2
 神奈川・川崎市を舞台に、<ジャズは橋を架ける~Jazz overcomes differences.~>というコンセプトのもとジャズを通じた様々な出会いと交流を演出する【かわさきジャズ2017】が2017年11月10日~19日にわたり開催された。そして11月17日、その音楽プログラムの一環として日本デビュー10周年を迎えたシェネルが、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールにてパフォーマンスを行った。【10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2017】と題された今回の公演で、彼女は過去の大ヒット・ナンバーの数々に加え、全曲英詞の最新作『メタモルフォーゼ』からの楽曲、さらには待望の新曲「奇跡」を初披露した。
 
 まずはバンド・メンバーと4人のダンサーがステージに登場、「Love You Like Me」イントロのトライバルなパーカションとドラマチックなピアノのメロディが会場に鳴り響くと、黒のセクシーな衣装にショートブーツ、そして煌びやかなローブを纏ったシェネルがステージに現れる。ダンサーたちと絡みながら「What's up、カワサキーーーー!」と、初っ端からシンフォニーホールにいることを忘れさせてくれるような攻撃的なナンバーを投下、続く「Miracle」でさらに会場のヴォルテージを上げる。
 
 「ミナサンゲンキ?今夜ここに来れて嬉しいです。ハイハイ!」と英語、日本語を織り交ぜたMCで笑いを誘うと、即座にしっとりとしたバラード「Fall In Love Again」に突入。一瞬でキリっとしたアーティストの表情に切り替わり、圧巻の歌唱力で一気に観客を引き込むことができるのは、さすがプロだ。「Scared of Heights」や「Space And Time」など、今回のツアーのハイライトとなった、すべて英詞の曲ではヴォーカルの細やかなニュアンスや表現力がさらに際立ち、彼女の歌い手としてのポテンシャルが伺える。「“メタモルフォーゼ”から一番好きな曲です」と紹介した「Shadow」では、曲のタイトル通りシェネルにスポットライトがむけられ、彼女のシルエットが浮かび上がる。シンプルだが効果的な演出が、すば抜けた歌声と楽曲を上手く引き立てていた。
 
 そして12月にベスト・アルバム『10th Anniversary ALL TIME BEST』をリリースすることを発表すると、会場が明るくなり「少しゲームをしましょう。次の曲を当てくださ~い。みんな知ってる曲です!」と観客に問いかける。曲名を当てた観客がステージに上がると、なんとハローキティの英語版声優を務めるソネスさんということが判明。思いがけないゲストは、特別にハローキティの声でシェネルとともに「ベイビー・アイラブユー」のサビを歌い、会場を大いに沸かせた。彼女がこれまでリリースしたJ-Popナンバーの中でも特にお気に入りと話す「Happiness」では客席に降り、「ハジメマシテ~」と観客と握手をしながら彼らにマイクを傾け、つかの間のファンとの交流を楽しんだ。
 
 ローブを脱いで再びステージに登場すると、手拍子が沸き起こる中、80's感たっぷりの「Fun」や「Love Sick」などアッパーなナンバーを、パワフルなバンドの演奏とともに披露。ラッパーAK-69とのコラボ曲「I Still Shine」を経て、彼女が長年熱望していたMIYAVIとのコラボ曲「Remember My Name」では、ギタリストのトーマスとの見事な掛け合いに大きな拍手が浴びせられた。「私の運命“destiny”があるのは、みなさんのおかげです。ありがとうございます」という言葉とともに始まった「Destiny」では、ダンサーたちの白熱のダンスに合わせ、観客の手拍子も徐々に大きくなり、完全に“シェネル・ワールド”に引き込まれているのが伺える。
 
 そしてアンコールをむかえ、「新曲を歌います。気に入ってくれると嬉しいな」と2018年2月公開予定の綾瀬はるかと坂口健太郎主演の映画『今夜、ロマンス劇場で』の主題歌「奇跡」を披露。彼女が得意とするミディアム・バラードで、思わずキュンとする詞にも聴き入ってしまう。そして「この曲をやらないと終われないわね。私が日本でずっと歌い続けている特別な曲です」と伝えると、大ヒット・ナンバー「ビリーヴ」のイントロが。天井の高いホールに透き通るようなヴォーカルが反響し、まるで彼女の歌声に包み込まれているような感覚を受ける。そして高揚感あふれるフィナーレを迎えると、彼女は観客に向かって繰り返し手を振り、投げキスをしながら、満足そうな笑みを浮かべ、ステージを後にした。
 
 国境や言葉を超え、音楽という共通の言語で、まさにJ-POPと世界の間に“橋を架ける”、唯一無二の歌姫シェネル。何度も「カワサキーーー!」と叫び会場を盛り上げたり、観客との距離を積極的に縮めていく彼女のひたむきな姿勢からは、時にユーモラスで、親しみやすいキャラクターも垣間見れ、卓越した歌声とともに観客のハートをがっちりと掴んだのではないだろうか。10年という節目の年を迎え、シェネルの魅力を再確認するとともに、新たな真骨頂に達した彼女の今後の活躍から目が離せない。


◎公演情報 
かわさきジャズ2017
【シェネル 10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2017】
 2017年11月17日(金)
神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホール
INFO: https://www.kawasakijazz.jp/
Destiny
シェネル「Destiny」
2017/05/10
[CD]
¥1,080(税込)
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L アイをこめて贈るうた
(V.A.) 木村カエラ シェネル クリス・ハート BENI 河口恭吾 一青窈 山崎まさよし「L アイをこめて贈るうた」
2016/03/02
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想いを伝える15のラブソング
(V.A.) シェネル FUNKY MONKEY BABYS 清水翔太 May J. GReeeeN Juliet mihimaru GT「想いを伝える15のラブソング」
2016/01/27
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アイシテル
シェネル「アイシテル」
2013/08/07
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¥2,037(税込)
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アイシテル
シェネル「アイシテル」
2013/08/07
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アイシテル
シェネル「アイシテル」
2013/08/07
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ダンスホール・ラヴァーズ J-カヴァーズ
(V.A.) シェネル ボイスメール メロニー コフィー アイシャ・デイヴィス ワード21 シェリエッタ・ルイス「ダンスホール・ラヴァーズ J-カヴァーズ」
2012/04/25
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ベスト・ウーマン 2012
(V.A.) ブロンディ シェネル エヴァネッセンス マイア・ヒラサワ ケイティ・ペリー リリー・アレン KTタンストール「ベスト・ウーマン 2012」
2012/04/25
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ストーリー
シェネル「ストーリー」
2012/04/04
[CD]
¥1,028(税込)
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ストーリー
シェネル「ストーリー」
2012/04/04
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¥1,543(税込)
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ストーリー
シェネル「ストーリー」
2012/04/04
[CD]
¥1,028(税込)
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ストーリー
シェネル「ストーリー」
2012/04/04
[CD]
¥1,543(税込)
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シャネル
シャネル「シャネル」
2007/08/22
[CD]
¥2,037(税込)
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