Billboard JAPAN


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2017/07/31

BTOBのイ・チャンソプ、ファンと大接近の嬉しい演出にうっとりしたビルボードライブ東京公演をレポート

 BTOBのメンバーで、6月にソロデビューを果たしたイ・チャンソプが、2017年7月26日にビルボードライブ東京で、7月30日にビルボードライブ大阪で【MIDNIGHT V】を開催した。ここでは7月26日のビルボードライブ東京公演についてレポートする。

 会場が暗転しバンドの演奏がスタートすると、「Happiness」を歌いながら階段を降り登場したチャンソプ。パープルのペンライトを揺らすファンたちからの歓声を受けステージに上がると続けて「Believe In Me」を披露した。MCが登場し、「ソロでのステージ、おめでとうございます!」と祝福するとチャンソプは「とっても幸せで嬉しいです」とはにかんだ。そして、序盤からハイトーンの連発で「メンバーがいないと1人で大変ですよね?」と問われると、「高音の曲はウンガンさんが歌ってくれるといいんですけど…」と答え会場の笑いを誘った。さらに、“もしレストランで告白するなら?”というテーマで妄想トークを繰り広げる場面では、MCの軽妙な誘導に追い込まれ「…恥ずかしいし、難しいです!」と照れた姿は、歌う時の大人っぽさとは一味違うキュートな一面を見せた。

 そして、自身が作詞作曲も手掛けた「At The End」では、力強く伸びやかな歌声を届け、この日はプレミアムなステージということで、アダム・レヴィーンの「Lost Stars」やテヤン (SOL)の「Eyes,Nose,Lips」のカバーも披露。チャンソプは、自身でこのショーケースに“真夜中の感性を呼び覚ます音”=【MIDNIGHT V】というタイトルを付けており、BTOBのダンサブルでキャッチ―な曲調とは異なる優しい声で会場を包み込み、ロック調のナンバーからバラードまで声の表情の振り幅をしっかりと感じさせてくれる。

 中盤のトークでは、ミュージカルやソロでの活動、グループでの活動と多忙なスケジュールでのリフレッシュ方法が“ビールを飲む”ことだと明かした。カラオケでのエピソードなどで笑いが巻き起こると、MCのAKIによる「歌ってください! テンションが高くなると歌ってくれる曲!」とのリクエストに応えアカペラを披露し、その美しい歌声に感嘆の声が漏れる一幕も。

 終盤は、「Slow Light Road」で観客のシンガロングが響いたかと思うと後ろのカーテンが開き、東京の夜景と花火のイルミネーションをバックに歌う姿にファンからは「素敵ー!」と黄色い声が飛んだ。そんな幻想的な雰囲気の中チャンソプは「美しい会場で一緒に過ごせてよかった。会いに来てくれて本当にありがとうございます」と挨拶し、「まだソロステージを見せるには未熟な僕ですが、次はもっと皆さんを幸せにして見せます!」と語り、どストレートなラブソングの「この花をあなたに」を歌い上げるとステージを後にした。

 「イ・チャンソプ!」のコールを受け再び登場し「皆さんの近くで歌わせてください!」とステージを降りると、チャンソプが向かった先はまさかの最上階の観客席。この会場の中で一番距離の離れていたファンのもとで歌うチャンソプに歓喜の悲鳴があがると、会場のボルテージが最高潮を迎えたままライブを締めくくった。観客との距離が近い会場で親密な距離感をさらに縮め、嬉しい演出でファンを楽しませてくれたチャンソプの魅力が溢れる贅沢なライブとなった。

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