2013/09/18
ケイティ・ペリーのジャングルを舞台に動物たちをフィーチャーした「ロアー~最強ガール宣言!」のミュージック・ビデオが、非難の的になってしまった。
同ビデオは、ペリーがサルと友達になったり、ゾウの鼻シャワーを浴び、ワニの歯を磨き、トラに吠え返して服従させるなど、ジャングルの仲間たちと楽しいパーティを開いているような内容だ。しかし、これに対し動物擁護団体PETAが、ミュージック・ビデオでの動物の起用は彼らに精神的ダメージを負わせると主張。ビデオ撮影に本物の動物を使ったことに抗議する書簡を、監督とプロデューサーに対し送ったのだ。
ハリウッド・リポーター誌が入手した手紙の中でPETAのMerrilee Burkeは、「おおよその人たちは知らないかもしれないが、映画やテレビなどのエンターテイメントで使われる動物たちは、極度の拘束や暴力的な訓練法などの酷い虐待に耐え苦しんでいる」と述べており、また、明るいライトや重機、大勢の人間がいるセットは、慣れない状況下での動物に精神的ダメージやストレスを与えるとしている。
一方、ペリーは長年にわたり動物擁護を唱えており、自身も動物愛好家だ。3日間のビデオ撮影に立ち会った、動物と子供の生活を保護する団体American Humane Associationは、“撮影における動物使用のガイドライン”に従っており、ビデオを制作する過程で危害を与えられた動物はいなかったとしている。関係者の話では、撮影はスローペースで行なわれたそうだ。
PETAは、これまでにもブリトニー・スピアーズ、キム・カーダシアンをはじめ、テキサスの動物プロダクションSerengeti Ranchなどへ抗議している。
Burkeは同ミュージックビデオの監督に対し、今後のプロジェクトではCGの動物を使用することを促し、また、この問題について話し合う機会を設けるよう求めている。
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