後藤まりこ主催イベントでSCANDAL、tricotと激しく華々しく競演

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2013/09/13

　後藤まりこ（ex.ミドリ）が、9月12日に赤坂BLITZでSCANDAL、tricotをゲストに迎えて自主企画イベント【シブヤコ】を開催した。

＜tricot＞

　この日、オープニングアクトとして登場したtricotは、「おもてなし」からライブ定番曲「夢見がちな少女、舞い上がる、空へ」「爆裂パニエさん」などへ繋ぎ、変拍子を多用したソリッドな演奏で会場に熱を与えていく。そして「赤坂BLITZでPVを撮った曲です」というMCに続き、「99.974℃」ではフロアにクラウドサーファーたちが続出。最後は情緒溢れるナンバー「おやすみ」を用意し、次へバトンを受け渡した。

＜SCANDAL＞

　2番手のSCANDALは、1曲目に轟音リフの「24時間プラスの夜明け前」、2曲目にはサイバーなバンドサウンドが響く「LOVE SURVIVE」と投下していき、ルックスとギャップのあるハードな演奏で客席をどよめかせる。その後は打って変わってポップなナンバーを挟み、バンドの振り幅の広さをみせつつ、ドラムのRINAはかつてミドリと対バンした時のエピソードを語り、「デビュー当時、あのライブが自分たちのターニングポイントになった」と感謝を伝える場面もあった。後半は10月2日にリリースを控えるアルバム『STANDARD』からの先行シングルとなる「OVER DRIVE」などを披露し、ラストは「EVERYBODY SAY YEAH!」で一体感を築いたオーディエンスとコール＆レスポンスを繰り広げた。

＜後藤まりこ＞

　トリを務めた後藤まりこは、白いドレスに身を包み、序盤から音の洪水の中、縦横無尽にステージ上を乱舞。「M＠HφU☆少女。。」「ままく」ではアッパーかつタイトなリズムで観客を煽っていく。そんな中、来年1月に東京と大阪でワンマンを開催すること、さらに年末の12月4日にはニューアルバム（タイトル未定）をリリースすることも発表。嬉しい告知でオーディエンスを沸かせた後藤は、続く「ゆうびんやさん」でステージを降り、ピアニカとのファニーなやりとりを交えながら客席を闊歩し、柵の上に仁王立ちして「この状況はどう考えても変やろ」と笑いを誘う。

　圧倒的なパフォーマンスをみせつけ本編を新曲「中学三年生」で締めくくった彼女だが、アンコールではひとりでステージへ戻り、ギターを手に「ミドリのときに一番やりたかった“POP”をやります」と弾き語りを披露。感動的なエンディングに、会場は惜しみない拍手であふれた。

◎セットリスト【後藤まりこ presents シブヤコ】
2013年9月12日＠赤坂BLITZ
＜tricot＞
1.おもてなし
2.夢見がちな少女、舞い上がる、空へ
3.爆裂パニエさん
4.99.974℃
5.おやすみ

＜SCANDAL＞
1.24時間プラスの夜明け前
2.LOVE SURVIVE
3.サティスファクション
4.DOLL
5.太陽スキャンダラス
6.OVER DRIVE
7.下弦の月
8.会わないつもりの、元気でね
9.EVERYBODY SAY YEAH!

＜後藤まりこ＞
1.ドローン
2.M＠HφU☆少女。。
3.ままく
4.うーちゃん
5.ゆうびんやさん
6.sound of me
7.m＠u （新曲）
8.あたしの衝動
9.中学三年生（新曲）

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